カップ麺にお湯を注いだ後や、仕事の集中時間を区切りたいとき。わざわざスマートフォンロックを解除し、時計アプリを探して開き、数字のドラムをチマチマと指でスクロールしてタイマーをセットしていないでしょうか。
「数字が行き過ぎて戻すのが地味に面倒」「アプリを探すだけで数秒かかる」……。そんな日常の小さなストレスは、スマートフォンのある「隠れた標準機能」を使うだけで、わずか1秒で解決します。
今回は、時計アプリを一切開くことなく、一瞬でタイマーを開始できる「長押しショートカット」の手順と、その裏にあるデジタル活用の本質を解説します。
意外と知られていない「アイコン長押し」の隠しメニュー
iPhoneでもAndroidでも、画面の端から指をシュッと引き出すと現れる、Wi-Fiや明るさを調整するメニュー画面(コントロールセンター/クイック設定パネル)。
多くの人は、ここにある「タイマーのマーク(時計のアイコン)」をただタップするだけで使っています。しかし、本当にタイパが良い使い方は、タップではなく「アイコンの長押し」です。
タイマーアイコンを約1秒間長押しすると、画面が一変し、縦型の直感的なメーター(インジケーター)が出現します。あとは、そのメーターを指で上下にスライドさせるだけで、「1分」「3分」「5分」「1時間」といった時間を直感的にセットでき、指を離した瞬間にカウントダウンがスタートします。
時計アプリを立ち上げて数字を合わせるという、あの数ステップの作業がすべて不要になるのです。
実践:1秒でタイマーを起動する「正しい手順」
この長押しハックを今日から使いこなすための手順は、驚くほどシンプルです。
- 【ステップ1:メニューを引き出す】 スマホの画面右上(または上部)から指を下にシュッとスライドさせ、コントロールセンター(クイック設定パネル)を表示します。
- 【ステップ2:タイマーアイコンを長押し】 タイマーの形をしたアイコンをタップせず、1秒間グッと押し込みます。
- 【ステップ3:スライドしてスタート】 現れたメーターを指で上下にシャッと動かして希望の時間を指定し、指を離せばセット完了です。
iPhone(iOS)であれば1分刻み(最大2時間)で直感的に選べ、Androidでもクイック設定から同様のショートカット(または長押しによるアプリのクイック起動)が標準機能として組み込まれています。

時間は設定するものではなく、削るもの
このハックを通じて私が最も伝えたいのは、「時間は設定するものではなく、削るもの」だということです。
「よく使う機能は、長押ししてショートカットする」。スマートフォンのOSは進化を続けており、私たちが思っている以上に「手数を減らすための工夫」が最初から用意されています。
便利さを追求する、あるいは「タイパ(タイムパフォーマンス)」を上げるというのは、決して新しい有料アプリを入れることだけではありません。今持っているツールの「隠れた親切設計」に気づき、日々のルーティンから1秒、2秒を削ぎ落としていく。その小さな積み重ねこそが、現代のビジネスパーソンに必要な「個人DX」の基本姿勢です。
レポート/DXマガジン編集部 茂木





















