PayPay株式会社は、地方自治体と連携するキャッシュレス施策のうち、2026年7月以降に開始する新規の取り組みを公表しました。自治体連携は地域振興や経済活性を目的に継続的に実施されており、2020年7月の開始以降、約500自治体で延べ1,100を超えるキャンペーンが行われています。今回の発表には、決済還元キャンペーンに加えて「PayPay商品券」や「PayPayクーポン」を活用する複数の自治体が含まれます。全国7,400万人を超える利用基盤を持つ決済プラットフォームを通じ、施策目的に合わせた機能の活用例が拡大しています。各施策は自治体が主催し、PayPay株式会社は業務委託を受けて運営に協力します。内容は協議により中止や変更の可能性があるため、開始前の条件確認が重要です。
7月開始の決済還元 島根県大田市で最大20%付与と上限設定
島根県大田市では「おおだキャッシュレスキャンペーン」を7月1日から8月10日まで実施します。大田市内の指定加盟店で「PayPay」で支払うと、最大20%のPayPayポイントが付与されます。付与上限は1回あたり2,000ポイント、期間あたり5,000ポイントで、付与予定日は支払日の翌日から起算して30日後です。支払い方法は「PayPay」の範囲に限定され、クレジットカードの併用は不可であり、クレジットカードは対象外です。PayPayカードの支払いは、PayPayクレジット以外が対象外となります。PayPay商品券を残高やPayPayクレジットと併用した場合は、商品券以外で支払った分のみが付与対象です。対象店舗は大田市とPayPayが指定し、告知ポスターの掲出が予定されています。
7月以降の「PayPay商品券」活用 自治体別のプレミアム内容と購入条件
7月以降、「PayPay商品券」を活用する自治体として、埼玉県三郷市、坂戸市、飯能市、東京都稲城市、大阪府富田林市、和歌山県紀の川市、兵庫県赤穂市、福岡県宇美町が決定しました。いずれもPayPayアプリから購入し、指定の加盟店で利用できます。三郷市は申込期間が7月1日から7月31日、販売は8月3日から、利用は12月25日までで、1口1万円に3,000円分のプレミアムが付いた商品券を、三郷市在住の12歳以上が最大5口まで購入できます。坂戸市は同様のスケジュールで、1口1万円に5,000円分のプレミアムが付与され、18歳以上の市民が最大5口まで購入可能です。飯能市は1口5,000円で2,500円のプレミアムが付き、12歳以上の市民が最大15口まで申し込めます。
首都圏の長期利用型や対象拡大型 稲城市の商品券と購入要件
東京都稲城市は、申込が7月3日から7月30日、販売は7月31日から2027年1月6日、利用は2027年1月7日までと長期で設定されています。1口5,000円に対して1,000円分のプレミアムが付く「稲城なしのすけデジタル商品券」を、稲城市在住の12歳以上が最大10口まで購入できます。対象店舗は稲城市商工会とPayPayが指定し、告知ポスターの掲出を予定しています。申込にはPayPayの本人確認が必要で、マイナンバーカードや運転免許証などの提示が求められ、完了までに数日から1週間程度かかります。販売開始までに手続きを済ませることで、スムーズに購入に進めます。申込期間と販売期間、利用期間が明確に区切られているため、各段階の締め切りに留意することが重要です。
関西と九州の多様な設計 富田林市、紀の川市、赤穂市、宇美町の特徴
大阪府富田林市は、申込が7月1日から8月4日、販売が8月5日から8月25日、利用は2027年1月31日までで、1口2,000円に対して600円分のプレミアムが付与されます。商品券は「共通券」と「地元応援券」のセット構成で、1人最大25口まで申し込み可能です。和歌山県紀の川市は、1口5,000円に対して1,500円分のプレミアムが付く商品券を居住地に関係なく12歳以上が購入でき、申込上限は1人4口です。兵庫県赤穂市は、1口2,000円に対して1,000円のプレミアムで、赤穂市在住の12歳以上が最大10口まで購入できます。福岡県宇美町は、1口1万円に対して2,000円のプレミアムが付き、居住地に関係なく12歳以上が最大5口まで購入可能で、全店共通券と店舗限定券のセットとして提供されます。各自治体とも対象店舗は指定制で、ポスター掲出が予定されています。
横須賀市で「PayPayクーポン」実施 20%と10%の二種を期間内に順次活用
神奈川県横須賀市では、7月1日から7月31日まで「横須賀市PayPayクーポンキャンペーン」を実施します。PayPayアプリでクーポンを事前取得し、対象店舗で「PayPay」で支払うと、商店街加盟の中小店舗では最大20%、大規模店舗やその他の中小店舗では最大10%のPayPayポイントが付与されます。付与上限は商店街加盟の中小店舗で1回あたり3,000ポイント、期間あたり6,000ポイントです。大規模店舗やその他の中小店舗では1回あたり1,500ポイント、期間あたり3,000ポイントとなります。同一店舗で複数のクーポンを獲得している場合は、付与額が最も高いクーポン1つのみが適用されます。利用期間は早期終了の可能性があり、内容の変更や中止があり得るため、適用条件を事前に確認することが有効です。
共通の留意点 支払い方法や重複適用、スケジュール管理
各キャンペーンで付与されるPayPayポイントは出金と譲渡ができず、PayPay公式ストアやPayPayカード公式ストアでも利用可能です。決済還元キャンペーンでは、クレジットカードの併用は不可で、クレジットカードは対象外となります。PayPayカードでの支払いはPayPayクレジット以外が対象外となり、PayPay商品券を残高やPayPayクレジットと併用した場合は商品券以外の支払い分のみが付与対象です。付与予定日は原則として支払日の翌日から起算して30日後です。複数の総付キャンペーンが同時開催される場合、付与額が最大となるものが適用され、原則として重複はありません。各施策の申込期間、販売期間、利用期間、付与上限を把握し、開始前に条件や対象店舗を確認することで、円滑な活用につながります。
詳しくは「PayPay株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















