Instagramは、リール動画の音声を別言語に自動翻訳して吹き替えるAI翻訳機能で日本語に対応しました。米国時間7月14日に発表され、昨年8月に英語とスペイン語から始まった対象言語の拡大に今回の日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語が加わります。クリエイターが日本語で投稿したリールは、韓国語設定の利用者には韓国語、スペイン語設定の利用者にはスペイン語に音声翻訳されて再生されます。アプリの言語設定に基づき自動で翻訳が適用されるため、コンテンツは言語の壁を越えて届けられます。FacebookとInstagramでは毎週5億人以上がAI翻訳された動画を視聴しており、国や地域をまたいだ視聴の裾野が拡大しています。本機能は公開アカウントなら無料で利用でき、オンオフや視聴言語の選択にも対応します。
声質とトーンを再現しながら吹き替え リップシンクで自然な視聴体験を実現
AI翻訳はMetaのAIにより音声を合成し、クリエイターの声質やトーンを保ったまま別言語で吹き替えます。リップシンクを有効にすると、翻訳後の音声に合わせて口元の動きを同期させ、違和感の少ない再生体験を提供します。翻訳されたリールには「AIで翻訳」の表記が付与され、視聴中のコンテンツがAI翻訳であることを明確に示します。視聴側ではAI翻訳のオンオフ切替が可能で、元の言語を含む他言語の選択にも対応します。コンテンツの探索においては、アプリ内に表示されるリールが自分の言語に自動翻訳されるため、新しいアイディアの発見やコミュニティとの接点拡大に寄与します。段階的な言語拡張により、より多くの地域で同様の体験が可能になります。
クリエイターの設定手順 投稿前に「リール動画を翻訳」をオンに
クリエイターは投稿前に「リール動画を翻訳」のボタンをタップしてオンに設定します。ボタンが見つからない場合は「その他のオプション」からアクセスできます。「翻訳設定」では、リップシンクのオンオフや、翻訳したい言語の選択が可能です。「翻訳を承認」をオンにすると、音声翻訳をプレビューしてから投稿できます。投稿後に自分のリールのAI翻訳をオフにすることはできますが、同じ動画でオンに戻すことはできないため取り扱いには注意が必要です。公開アカウントであれば無料で利用できるため、導入のハードルは低く設定されています。設定は投稿ごとに行えるため、作品の特性に応じて使い分けが可能です。
対応言語の拡大と視聴体験の広がり
AI翻訳は英語、スペイン語、ヒンディー語、ポルトガル語、ベンガル語、タミル語、テルグ語、マラーティー語、カンナダ語に対応していました。今回のアップデートで日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語が追加され、合計で多数の主要言語がカバーされます。日本語で制作されたリールが多言語で自然に再生され、海外の利用者にも届きやすくなるため、フォロワー基盤の多国籍化が期待されます。視聴者側も自動翻訳により、普段触れない地域のコンテンツへのアクセスが容易になります。AI翻訳の表記によりコンテンツの透明性が保たれ、オンオフの選択肢が視聴体験のコントロール性を高めます。今後も機能開発と体験改善が継続される見通しです。
活用のポイント 言語設定と承認フローで品質と到達を両立
運用では、ターゲット地域に合わせて翻訳言語を選び、リップシンクを活用して視覚的な自然さを確保することが有効です。投稿前に「翻訳を承認」をオンにしてプレビューし、固有名詞や発音が意図どおりかを確認すると品質管理に役立ちます。公開後のオンオフは元に戻せないため、投稿直前の設定確認が重要です。アプリの言語設定に基づく自動適用により、同一の動画でも多言語の視聴が同時並行で生じるため、キャプションやテロップの構成も簡潔さを意識できます。すでに毎週5億人以上がAI翻訳動画を視聴している実績が示されており、機能の利用は発見面での露出拡大にもつながります。ヘルプセンターで言語設定の詳細を確認し、運用ポリシーに沿って継続的に改善していくことが求められます。
詳しくは「Meta」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















