2026年9月の全国平均時給は1,312円となり、前月比9円増でした。職種別では飲食・フードが1,219円で前年同月比43円増となり、調査開始以降の最高額を更新しています。レジャー・アミューズメント、エステ・理美容、軽作業も過去最高額に達し、人材確保に向けた時給の引き上げが進んだことがうかがえます。エリア別では関東が1,375円で最も高く、北海道・東北の1,214円との差は161円でした。三大都市圏の平均時給は1,344円で前月比6円増となり、販売・接客・サービスがホテルや旅館を含め過去最高額を記録しています。2026年度の最低賃金改定は10月以降に施行予定で、地域差や職種ごとの時給動向に影響する可能性があります。
今月のトピックとして、最低賃金の引き上げ額が全国トップの佐賀県に注目が集まりました。佐賀県の平均時給は1,190円で九州・沖縄エリア内では最も低い水準ですが、同エリア内の最高額となる福岡県の1,245円との差は55円まで縮小しています。九州・沖縄エリアの県別平均時給の差は、2023年9月の188円から2026年9月には55円となり、133円縮小しました。マイナビバイト掲載データの集計では、該当月におけるアルバイト・パートの時給求人から時給以外の給与区分や3,001円以上などの除外条件を設け、全国47都道府県を対象としています。冬の繁忙期前に飲食・フードや販売・接客・サービスで求人時給が上がる傾向が確認され、最低賃金改定の順次発効も相まって、採用計画や人件費見直しのタイミングを早める判断が有効です。募集強化が必要な職種の時給水準を最新データに合わせ、応募導線やシフト運用の見直しを同時に進めることが、年末年始に向けた人材確保と定着に直結します。
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