人が採れないなら、今いる社員の力をどう引き出すか。会計ソフト「勘定奉行」で知られるオービックビジネスコンサルタント(OBC)が、人事の判断をAIで支援する新サービスを発売しました。
「採用で補う」から「今いる人を生かす」へ
OBCは2026年10月30日、「奉行AIエージェント 人材活用クラウド」を発売しました。中堅・中小企業のバックオフィスでAI活用を進める「奉行AIエージェント」の第3弾です。分析ノウハウがない企業でも、人材情報をもとにした活用を進められるよう支援します。
背景にあるのは人手不足です。帝国データバンク(TDB)の調査では、正社員の人手不足を感じている企業は2026年7月時点で51.3%でした。また、TDBによると、2025年度の人手不足倒産は441件で、3年連続で過去最多を更新。従業員の退職が要因となった倒産も118件に上り、年度として過去最多でした。さらに、2026年1~7月の従業員退職型倒産は83件で、前年同期を上回り、過去最多のペースで推移しています。
OBCは、採用で人手不足を補うだけでなく、今いる社員一人ひとりの力を引き出し、組織の成長につなげる発想が必要だとしています。
新サービスでは、一元化した人材情報をもとに、経営・人事部門が人材や組織の傾向を把握できます。人材の定着や育成、適正配置について、根拠に基づく打ち手の検討と実行をAIが支援します。現場のマネージャーは、部下の基本情報や評価、異動履歴を確認しながら、日々のマネジメントに生かせます。
サービスのデモを体験できる無料オンラインセミナーも、全5回開催されます。日程は2026年11月30日、12月15日、2027年1月13日、2月4日、3月10日で、各回10時30分から11時までです。いずれも同じ内容です。
OBCは、人事労務の基幹業務のDX化から、データに基づいた人材活用までを支援していく方針です。
見解として、分析の専門家がいない企業では、人事データを具体的な打ち手につなげることが難しい場合もあります。AIが判断材料を示すことで、定着や育成について検討するきっかけになるかもしれません。実際に離職防止につながるかは、導入後の活用と効果の検証が必要です。
詳しくは株式会社オービックビジネスコンサルタントの公式ページをご覧ください。レポート/DXマガジン編集部





















