施設の顔認証を、通信や設備の構成から見直す更新です。FaceMe Securityは、対応カメラ内での認証処理と、入退場・在場状況の確認機能を追加しました。
対応するAxisカメラで処理、AIによる検索は読み取り専用
サイバーリンクは2026年10月20日、顔認証セキュリティシステム「FaceMe Security」のバージョン8.9.2を発表しました。ARTPEC-9搭載の対応Axisカメラで、顔の検出から1対Nの顔認証まで処理できるようになります。映像解析用のワークステーションを別に置かない構成を可能にし、人物登録や認証履歴はFaceMe Security Centralで一元管理します。すべてのカメラが対象ではなく、対応機器での利用です。
Centralはオンプレミスに加え、AWSのクラウド環境への展開にも対応します。ネットワーク接続が中断してもカメラ側の顔認証は継続し、接続が復旧すると認証記録を自動同期します。カメラ内の人物情報は暗号化します。また、MCPサーバー経由でAPIを利用し、対応するAIエージェントから自然言語で認証イベントや人物情報を検索・要約できます。MCP経由の操作は読み取り専用で、データの作成、変更、削除はできません。
Face Terminalでは、入場と退場を記録する機能も追加しました。1台の端末で入室・退室を選んで認証するほか、複数台をそれぞれの用途に固定する運用にも対応します。管理者は現在の在場者、入室時刻、滞在時間、過去の履歴を確認し、CSVやHTML形式で出力できます。工場やデータセンターの訪問者管理に加え、緊急時の在場確認などBCPへの活用を想定しています。認証の処理場所を柔軟にしつつ、記録を検索・共有する運用まで含めて更新した構成です。
顔認証の精度だけでなく、通信断でどう動くか、記録を誰がどう確認するかも導入判断の材料です。対応カメラや読み取り専用という範囲を押さえれば、施設管理と非常時の確認を合わせて検討しやすくなります。
詳しくは「サイバーリンク株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部





















