タイ・バンコクを拠点とするMediatorは、海外産業人材育成協会(AOTS)から受託した「日タイ共創促進のためのビジネスリーダー創出に関する基礎調査」の結果を公開しました。調査は2024年3月から2025年3月にかけて実施され、日本人駐在員や現地採用、起業家など18名へのインタビューを通じて、「変革人材」の特徴とタイの役割を明らかにしています。
調査では、タイが変革人材育成の拠点となる強みとして、①日タイの強固な人材ネットワーク、②挑戦を後押しする寛容な文化、③ASEAN・インド市場へのアクセスと日本への逆輸入の可能性、④子育てと両立しやすい生活環境、の4点が挙げられました。さらに、変革人材には、課題を自分事として捉える姿勢や、丁寧な対話による合意形成、長期・短期を見据えた柔軟な行動といった共通点があることがわかりました。
一方で、変革人材を持続的に輩出するためには、タイでの経験価値を発信する仕組みや、赴任直後の立ち上がり支援、帰任後も含めた知見のストック化が不可欠であると指摘されています。AOTSバンコク事務所は「本調査を契機に、多様な人材育成ニーズに対応していきます」とコメントしています。
レポート/DXマガジン編集部






















