大企業の650名調査で、DXの外部委託は41.4%に上る一方、内製化意欲は78.8%と高止まりしています。だが最大の障壁は依然「IT人材不足」。現場と管理職で認識が食い違う実態が浮かび上がりました。
調査が示す「意欲」と「現実」のズレ

ドリーム・アーツが実施した従業員数1,000名以上の企業に所属する650名対象の調査では、DXの外部ITベンダー委託が「ほぼ全て」「半分以上」を合わせて41.4%に達している一方、DX内製化を「強く推進したい」「できればそうしたい」と答えた人は78.8%にのぼりました。この数値は、大企業が内製化に強い意欲を持ちながらも、現行の体制が外注に依存している現実を示しています。調査は、こうしたギャップが企業のDX戦略にとって大きな転換点であることを示唆しています。


内製化の最大の障壁は「IT人材不足」との回答が最も多く、役職別の差も顕著でした。非管理職の33.6%は「障壁は無い」と感じる一方で、管理職の37.5%、経営層の31.4%は「現場のスキル不足」を懸念しています。これにより、現場の感触と上層部の評価の間に認識ギャップが生じ、内製化の実行力を削ぐ要因になっています。


現場側の実践状況を見ると、業務部門が自らアプリを作った経験があると答えた割合は34.3%でした。ノーコードやローコードの普及により、業務担当者が開発に関与する機会は増えていますが、「ノーコードとローコードの違い」を説明できる人は26.3%にとどまり、知識面の浸透が十分でないことも浮き彫りになりました。ドリーム・アーツは、現場に裁量と学習機会を与え、ノーコード活用で内製化と人材育成を両立させることを提案しています。
詳しくは「ドリーム・アーツ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















