NTTデータが池田泉州銀行や生命保険各社と連携し、対面の窓口保険で必要な「契約締結前交付書面」をタブレットで電子交付可能にしました。提案から申込までタブレット1台で完結し、顧客・現場双方の負担を一変させます。
何が変わるのか

NTTデータは2025年9月8日から、池田泉州銀行を先行導入先として、契約締結前交付書面(契約概要/注意喚起情報)の電子交付サービスを開始します。本サービスは第一フロンティア生命やT&Dフィナンシャル生命などと連携して実装され、銀行の保険募集担当者がタブレット1台で提案から申込までを完結できる点が特徴です。これまで法令上は書面交付が原則で、銀行側は書面の準備・携行や差し替え作業に多くの時間を費やしてきましたが、電子交付によりこれらの作業負担と交付漏れリスクを低減します。
導入効果は具体的です。池田泉州銀行では、提携保険会社が電子交付に対応した場合で年間約3,900時間の業務削減が見込まれています。顧客側もスマートフォン等でいつでも書面を閲覧でき、紛失や保管の負担が軽くなります。NTTデータは2017年から保険窓販向けの電子化サービスを提供し、2023年には保険料振込手続のペーパーレス化も開始してきましたが、本サービスは「完全デジタル化」に向けたな一歩と位置づけられます。今後は他の金融機関・保険会社への展開を進め、銀行による保険募集業務のさらなる事務効率化と顧客体験向上を目指します。
詳しくは「NTTデータ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















