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近鉄にAI踏切見守り、丸紅I-DIGIOが本格運用へ 安全通知を自動化する新基盤

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列車接近中の踏切で人が取り残されたらどうするか。映像をAIが即時に解析し、押ボタン式踏切支障報知装置や非常通報装置を自動で動作させる仕組みが稼働します。丸紅I-DIGIOグループの丸紅ネットワークソリューションズは、近畿日本鉄道に「踏切道歩行者見守りシステム」を納入しました。導入試験を経て、京都線の山田川駅構内踏切と奈良線の瓢箪山第2号踏切道で本格運用が始まります。運用開始日は2026年3月26日と3月28日です。鉄道分野の安全と安心の向上に資するデジタル化の一歩となります。

カメラ映像をAIが検知し装置を起動、京都線と奈良線でスタート

丸紅ネットワークソリューションズは、踏切道や構内踏切に設置したカメラ映像をAIが解析し、列車接近時に人や障害物の取り残しを検知すると通知装置を動かすシステムを納入しました。押ボタン式踏切支障報知装置や非常通報装置が起動し、列車や関係部署へいち早く通知します。非常通報装置は駅ホームでの転落時などに乗務員へ異常を知らせるための装置で、緊急停止が必要な状況に対応します。押ボタン式踏切支障報知装置は、踏切道内の異常を周囲の列車へ知らせるための装置です。AI画像解析と既設の鉄道安全装置を連携させ、通知までの時間短縮と確実性の向上を図ります。丸紅I-DIGIOグループは、AIやネットワーク技術を活用したソリューション提供を通じ、安全性の一層の向上に取り組むとしています。

本格運用の場所と開始日は明確に示されています。京都線の山田川駅構内踏切では、2026年3月26日の初列車から運用を開始します。所在地は京都府相楽郡精華町です。奈良線の瓢箪山第2号踏切道では、2026年3月28日の初列車から運用が始まります。所在地は大阪府東大阪市河内町です。いずれも、2025年4月から近畿日本鉄道で行われた導入試験を経た本格展開です。導入試験での知見を踏まえ、現場運用での実効性が期待されます。開始時期と設置場所が段階的に設定されている点も特徴です。

本システムの狙いは、現場に追加の負担をかけずに早期の異常検知と通知を実現することです。カメラとAIの組み合わせにより、人や障害物の検知を自動化します。列車接近時という限られた時間での判断に、AIが寄与します。通知は押ボタン式踏切支障報知装置や非常通報装置を動作させる仕組みで行い、列車および関係部署へ伝達します。安全装置の説明が併記され、利用シーンが明確化されています。鉄道の安全運行に向けたデジタル技術の実装として、踏切事故の未然防止と被害軽減の両面を支えます。丸紅I-DIGIOグループは、鉄道分野での安全と安心の向上に継続的に取り組む姿勢を示しています。

近畿日本鉄道は、大阪や京都、奈良、三重、愛知に路線網を持つ私鉄で、総延長は私鉄最長です。通勤や通学、観光輸送を担い、地域の交流を支えています。特急「ひのとり」や「しまかぜ」など、多様な列車が運行されています。沿線の歴史文化を大切にしつつ、新たな観光価値の創出にも取り組んでいます。今回の本格運用は、その広域な運行網の中で安全性を高める施策の一つです。京都線と奈良線での開始により、今後の適用範囲の拡大にも関心が集まります。安全技術の実装が進むことで、運行の信頼性向上にもつながります。

丸紅I-DIGIOグループは、丸紅株式会社のICT領域を担う事業会社グループです。製造ソリューション、流通・産業ソリューション、デジタルソリューション、IT基盤サービスの4セグメントを展開しています。本件はIT基盤サービスセグメントに位置づき、ネットワークやエッジの技術とAIを統合した取り組みです。幅広い顧客基盤とネットワークを生かし、鉄道の安全分野に貢献していく方針です。各社の商標や記載情報は発表日現在のもので、変更される場合があります。問い合わせ窓口が明記され、関心を持つ関係者が詳細を確認できる体制が示されています。

AI画像解析を踏切の現場装置と直結させる今回の仕組みは、異常の早期検知と通知の迅速化を目指すものです。京都線と奈良線の二地点での本格運用開始は、安全技術の現場実装を一段進める出来事です。

詳しくは「丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部

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