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ソフトバンク、国産AI「Sarashina」をクラウド提供へ データ主権対応の生成AIを6月開始

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ソフトバンク株式会社、オラクル・コーポレーション、SB Intuitions株式会社は、Oracle Alloyを採用したクラウドサービス「Cloud PF Type A」において、SB Intuitionsの国産LLM「Sarashina」を活用した生成AIサービスを2026年6月から順次提供します。Cloud PF Type Aは2026年4月から東日本データセンターで提供を開始しており、西日本データセンターでも2026年10月から提供予定です。Oracle Cloud Infrastructureの200種以上のAIおよびクラウドサービスが利用可能なOracle Alloyを、日本国内データセンターに導入しソフトバンクが管理運用することで、データ主権を備えた環境でのAI活用を実現します。日本語処理性能に優れ、日本の文化や慣習に精通するSarashinaを組み合わせることで、機密データと連携した高精度な生成AIの利用が可能になります。エンタープライズ向けの生成AIサービスであるOCI Enterprise AIと、学習や推論を支えるOCIのAIインフラも展開し、企業や自治体の安全なAI導入と拡張を後押しします。

Cloud PF Type Aの特長 国内運用によるソブリン環境とOCIフルスタックの活用

Cloud PF Type Aは、Oracle Alloyを用いたクラウド基盤を国内データセンターに配備し、ソフトバンクが管理運用する構成です。これにより、データの所在地や運用主体を国内に限定できるため、データ主権を重視する企業や自治体の要件に応えます。Oracle Cloud Infrastructureの200種類以上のAIおよびクラウドサービスにアクセスできる点が特長で、基盤からアプリケーションレイヤーまでのフルスタックを一貫して利用できます。2026年4月に東日本で提供を開始し、2026年10月には西日本でも提供を予定しており、災害対策や事業継続を見据えた地理的冗長性の構築に寄与します。オラクルは高密度かつ高効率のデータセンター技術を通じて設置面積と電力消費の最適化を図り、OCIのポートフォリオをソブリン環境で提供可能としています。これらにより、長期的なレジリエンスとセキュリティ、経済成長を支える基盤整備が進みます。

国産LLM「Sarashina」との統合 日本語特化と機密データ連携で高精度な生成AIを提供

SB Intuitionsが開発する国産LLM「Sarashina」は、高い日本語処理性能を備え、日本特有の文化や慣習に精通している点が強みです。Cloud PF Type A上でSarashinaを利用することで、企業や自治体が保有する機密情報やデータと連携した生成AIを、データ主権を確保した環境で活用できます。提供する機能には、文章の校正やレポートの自動生成、社内ナレッジと接続したプログラミング支援が含まれます。さらに、人と自然な対話が可能なエージェントの構築や、複数のAIが協調して課題解決を行うマルチエージェントシステムの展開も想定され、幅広い業務の効率化に資するメニューが順次提供されます。これにより、現場業務から開発支援まで、国産モデルならではの言語適合性を活かした高精度なアウトプットが期待できます。ソフトバンクはOCI Enterprise AIやOCIのAIインフラをあわせて展開し、学習から推論、運用に至るまでのライフサイクルを包括的に支援します。

提供開始スケジュールと提供範囲 東西データセンターで順次拡大

生成AIサービスの提供は2026年6月から開始され、順次拡大します。Cloud PF Type A自体は2026年4月に東日本データセンターで提供を開始しており、西日本データセンターでも2026年10月から同サービスの提供を予定しています。これにより、地域の要件に応じたデータ配置や冗長化設計が可能になり、制度要件や災害リスクに配慮したシステム構成の選択肢が広がります。Oracle Alloyの採用により、OCIのAIサービスとクラウドサービスを幅広く活用できるため、生成AIの導入に必要な演算資源やネットワーク、セキュリティの各レイヤーを統合的に確保できます。エンタープライズ規模のワークロードでも、インフラとサービスの一体運用が可能な点が、実装と運用のスムーズさに寄与します。ソフトバンクはこれらの環境を通じ、セキュリティーやガバナンスを確保しながら、AIの段階的な展開と拡張を支援します。

関係者のコメント データ主権とAI活用を両立する基盤整備を強調

ソフトバンクの丹波廣寅 常務執行役員は、Cloud PF Type A上で国産LLMを活用した生成AIサービスが開始できることへの期待を示し、機密性の高いデータを扱いながらAIを活用したいというニーズの高まりに応える方針を述べています。セキュリティーとガバナンスを確保した安心の基盤を提供し、先進的なAIインフラを通じて顧客のAI活用と新たな価値創出に貢献するとしています。日本オラクル株式会社の竹爪慎治 専務執行役員 クラウド事業統括は、ソブリン環境の整備がレジリエンスやセキュリティ、経済成長を支える上で不可欠とした上で、Oracle AlloyによりOCIのフルポートフォリオをソブリン性ある環境で提供し、ソフトバンクのクラウドおよびAI戦略を支援する姿勢を示しました。これらのコメントは、技術的な統合と運用モデルの両面で、データ主権と生成AIの実装を両立する取り組みを強調しています。企業や自治体が求める統制要件への適合と、最新AIの迅速な活用を同時に進める意図が明確です。

実務活用の見通し 文章生成からエージェントまで順次利用可能に

提供開始後は、文章の校正やレポート自動生成、社内ナレッジを活用したプログラミング支援などの機能が順次展開されます。対話型エージェントの構築やマルチエージェントシステムの導入も可能であり、問い合わせ対応や業務プロセスの自動化、開発支援などの場面での適用範囲が広がります。OCI Enterprise AIおよびAIインフラの組み合わせにより、モデルの学習、推論、運用に必要な性能とセキュリティ、ガバナンスの一貫性を確保できます。東西のデータセンター提供により、地理的冗長化やデータ配置要件に応じた設計が取りやすくなります。ソフトバンク、オラクル、SB Intuitionsの協業により、高密度かつ高効率のデータセンター技術と国産LLMの日本語適合性、そして国内運用による統制の確実性が組み合わされ、エンタープライズでの生成AI利活用を後押しします。

詳しくは「ソフトバンク株式会社」「オラクル・コーポレーション」「SB Intuitions株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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