グローバル・オンライン・マーケットプレイスのTemuは、模倣品や海賊版対策に取り組む国際団体IACCに加盟しました。現地時間の4月14日に米ボストンで発表され、日本時間では4月15日付の案内です。IACCは40以上の国や地域で250超の企業・団体が参画するネットワークで、今回の加盟はTemuが強化してきた知的財産保護プログラムの最新動向に位置づけられます。一般会員としての参加により、ブランド企業や業界団体、規制当局との協働を拡大します。業界横断のワーキング・グループで知見を共有し、IP保護と消費者保護の実効性を高める狙いです。IACCの場を通じた連携により、オンラインエコシステムの安全性向上に寄与する方針が示されました。
IACCとの既存関係を発展 MAC創設メンバー参画から加盟へ
Temuは2025年5月にIACCと覚書を締結し、オンライン・マーケットプレイスや決済事業者、グローバル・ブランドが参加する業界横断フォーラム「Marketplace Advisory Council」に創設メンバーとして参画してきました。今回の加盟は、その既存パートナーシップをさらに発展させる一歩です。IACCのBob Barchiesi会長は、模倣品対策には業界横断の連携が不可欠だと述べ、ベストプラクティス共有の場でTemuの積極的な貢献に期待を示しました。Temuの広報担当者も、IP保護は消費者とブランド双方から信頼されるマーケットプレイス構築に不可欠と強調し、関係者との建設的な連携を深める姿勢を示しています。これにより、実務的な連携枠組みとコミットメントが明確化されました。General Memberとしての参加は、幅広い議論と共同施策にアクセスする基盤になります。
予防から削除対応までを網羅するIP保護体制 迅速対応とデータ活用が軸
TemuのIP保護は、出店者審査、商品掲載前スクリーニング、掲載後の24時間365日の監視まで、プラットフォーム全体のプロセスをカバーしています。予防的な監視データベースには6,700以上のブランド情報を登録し、3,800万点超の画像と900万以上のキーワードを監視に活用しています。削除要請の99.9%以上を3営業日以内に処理し、平均対応時間は1営業日未満です。迅速性と網羅性を両立させる運用が示されています。加えて、2024年4月開始の「Brand Guardian Initiative」では、1,500以上のブランドと直接連携し、権利行使ツールの提供や個別サポート、定期的なデータ・インサイト共有を実施しています。プラットフォーム内での未然防止と事後対応をデータで結び、継続的に精度向上を図る設計です。
グローバル展開の中での位置づけ 日本でも開始済みのマーケットプレイス
Temuは、世界中の数百万の販売事業者、メーカー、ブランドと消費者をつなぐオンラインマーケットプレイスです。現在90以上の市場で事業を展開し、2022年9月に米国でサービスを開始しました。日本では2023年7月にサービス提供を始め、効率的なサプライチェーンにより豊富な品ぞろえと価格の手頃さを実現している点が好評価を得ています。今回のIACC加盟は、グローバル規模で拡大する知的財産保護プログラムの一環であり、各市場での信頼性確保に向けたガバナンス強化の位置づけです。業界連携の深化により、模倣品や海賊版の抑止と消費者保護の両立を進める取り組みが加速します。今後もワーキング・グループを通じた実務的な連携が期待されます。
詳しくは「Temu」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















