普通預金の金利引き上げが相次いでいます。これまで「どこに預けても同じ」と考えられていた普通預金ですが、今では銀行によって受け取れる利息に大きな差が生まれています。例えば100万円を1年間預けた場合、預け先によって税引後の利息は約3,200円から約8,000円まで開きます。特別な投資をしなくても、預け先を見直すだけで受け取れる利息を増やせる時代になりました。
主要銀行の普通預金金利を比較
2026年8月時点の主な普通預金金利は次の通りです。楽天銀行は2026年8月3日から通常普通預金の金利を年0.40%へ引き上げます。あおぞら銀行BANKでは100万円以下の普通預金に年1.00%(税引前)の金利を設定しています。野村信託銀行では、所定の条件を満たして「あんしんスイープ」を利用すると、普通預金に年0.85%(税引前)の優遇金利が適用されます。
100万円を1年間預けると利息はいくら違う?
100万円を1年間預けた場合の税引後利息(税率20.315%)を比較すると、次のようになります。
| 金融機関 | 年利(税引前) | 税引後利息(概算) |
|---|---|---|
| あおぞら銀行BANK | 1.00% | 約7,969円 |
| 野村信託銀行(条件あり) | 0.85% | 約6,773円 |
| 楽天銀行(8月3日~) | 0.40% | 約3,187円 |
最も高いあおぞら銀行BANKと楽天銀行では、年間で約4,800円の差になります。預金額が300万円、500万円と増えれば、その差もさらに大きくなります。
金利だけでなく適用条件も確認しよう
高金利の普通預金には、それぞれ条件があります。あおぞら銀行BANKの年1.00%は100万円以下の預金部分が対象で、それを超える部分には異なる金利が適用されます。野村信託銀行の年0.85%は「あんしんスイープ」の利用など所定の条件を満たした場合の優遇金利です。楽天銀行も通常普通預金の金利を引き上げる一方、利用サービスによってはさらに優遇金利が適用されるケースがあります。預け替えを検討する際は、金利だけでなく適用条件や対象となる預金残高も確認しておきましょう。
普通預金も「どこに預けるか」が重要な時代に
金利上昇局面では、普通預金も資産運用の一つとして見直す価値があります。生活費や急な出費に備えるお金は、投資ではなく普通預金で管理する人も少なくありません。だからこそ、預け先を変えるだけで利息が増えるのであれば、その効果は決して小さくないでしょう。普段利用している銀行の金利を一度確認し、より有利な預け先がないか比較してみてはいかがでしょうか。※税引後利息は100万円を1年間預けた場合の概算です。実際の受取額は金利改定日や日割計算、適用条件などにより異なります。





















