株式会社商船三井は、グループの船舶管理会社6社をMOL Global Ship Management Pte. Ltd.へ統合し、200隻以上の船舶管理を一元化しました。統合先のMOL Global Ship Managementはシンガポール本社で、代表者は谷本光央、株主は株式会社商船三井が100パーセントです。主な拠点はシンガポール、英国、日本で、船舶管理業を担います。これまで船種ごとに分かれていた体制を横断的に束ねることで、安全施策の迅速な展開や安全文化の浸透、知見と経験の共有、グローバルに活躍できる人財の育成が進みます。さらに地政学リスクや環境規制の高度化に備え、各拠点に分散していた安全と品質に関するデータや知見を一元化し、専門機能を高めます。AIやデータ分析の活用で業務標準化と最適化を進め、迅速な意思決定と新技術導入を安全面から支える方針です。
統合の位置づけと今後の展開
今回の統合は、商船三井グループの安全ビジョンで掲げる“Leading in Safety”の実現を加速する施策です。重点テーマは人命、海洋環境、安定操業であり、人財活躍の促進やテクノロジーを軸とした安全インフラ整備、先制的なリスク管理、相互啓発による安全意識改革、組織体制と業務プロセスの追求が示されています。統合により、船種を越えた横展開が可能となり、現場のベストプラクティスを全社で共有できます。安全と品質に関わる情報をグループ横断で集約することで、分析や対策立案の精度が上がり、国際的な規制や市場変化にも機動的に対応できます。代替燃料船などの新技術導入も、統合組織のもとで安全面からの検証と運用が進めやすくなります。MOL Global Ship Managementでは、Wind Challengerを2基搭載するLNG運搬船の管理も予定されており、安全と環境性能の両立を図る取り組みが具体化しています。
詳しくは「株式会社商船三井」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















