一次産業の現場で「紙と手書き」は本当に手放せないのか。滋賀県のJA東びわこが、アステリアのAIネイティブ業務プラットフォーム「バクソクAI」を導入し、わずか1カ月で3つの業務アプリを内製しました。近江米の品質検査では最大4回の転記をゼロに近づけ、作業時間を70%以上削減と示します。何が内製加速の決め手だったのかに迫ります。
現場が自ら作るAI内製、1カ月で3アプリ稼働という現実
アステリア株式会社とアステリアキャンバス株式会社は、東びわこ農業協同組合が「バクソクAI」を採用したと発表しました。背景には、検査報告書の手書き転記やITリテラシーに依存しない環境の不足、開発コストと期間の負担がありました。対話で要件整理から生成、運用改善まで進められる点が採用の決め手です。導入後、非エンジニアの担当者が「米の品質検査」「組合員訪問」「土づくり資材の購買管理」の3アプリを生成し運用を開始しました。品質検査アプリは荷受から集計までの一元管理を実現し、転記撤廃と70%以上の時間削減、ミス抑制に寄与します。訪問地図アプリは所在地と履歴を地図で可視化し、引き継ぎ工数を大幅に減らします。購買管理は実績と申込回収をダッシュボードで一元把握し、重複入力を排します。
東びわこ農業協同組合の担当者は、運用開始段階で転記の最大4回がゼロになり、時間削減とミス抑制の見込みを語っています。要望に即応できるスピードが現場主導の定着を後押ししていると述べています。今後は検査場全域への展開と他業務への適用を計画しています。創出した時間を組合員との接点や支援に振り向ける方針です。アステリアとアステリアキャンバスは、バクソクAIやエンタープライズ向け「プラティオキャンバスAI」の機能とサポートを拡充するとしています。日本農業新聞主催の「バクソクAIアプリ開発講座」を通じた全国JAへの横展開も開始予定です。共通課題が多いJAでのモデルケース化を意図し、持続可能なDXの推進を掲げています。
最後に見解を2行追加 現場のスピードで要件反映できる点が、AI内製の価値を端的に示しています。共通業務の横展開が進めば、一次産業のDXはコストと時間の壁を越えやすくなります。
詳しくは「アステリア株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















