「乗りかえが不便」を理由に暮らし続けにくいと感じる人が多い春日井で、実証が始まります。名古屋鉄道株式会社は、春日井市や名古屋大学、計量計画研究所、大日本印刷と連携し、2026年10月1日から2027年1月31日まで公共交通のマルチモーダル利用を促す取り組みを実施します。MaaSアプリ「CentX」と春日井版ウェブアプリ「move!かすがい」を連携し、乗りかえ実績を認証して特典を付与します。JR中央本線や名鉄小牧線、各種バス、レンタサイクルやシェアサイクルまでを対象に、利便性向上とデータに基づく再整備の検討を進めます。
乗りかえチケットで実績を記録 特典付与とシェアサイクル連携で駅から先の移動を強化
春日井市MaaS推進検討会は、CentXと「move!かすがい」を用い、一定条件で複数の交通手段を乗りかえた利用者に特典を提供します。参加者は「乗りかえチケット」を取得し、対象施設のQRを読み取ることで認証し、100円または200円の割引券を受け取れます。各月でかすがいシティバスを4日以上認証した人には「かすがいシティバス お試しデジタル1日乗車券」も進呈します。さらに、アンケート回答者から抽選で50名にAmazonギフト券500円分を用意します。対象は、JR中央本線や名鉄小牧線、かすがいシティバスや名鉄バス、オンデマンドバス、循環バス、春日井市や駅のレンタサイクルなど幅広い交通です。期間限定で実証専用の「move!シェアサイクル」も神領エリアと高蔵寺エリアに設置し、MaaS上で予約から利用までを一気通貫で連携します。背景には、市民意識調査で「交通の便が良くない」が継続居住をためらう理由の1位で58.4%を占め、マルチモーダル乗換の実態が0.17%と低い課題があります。各者の役割は、春日井市が全体調整と交通サービス提供、名古屋大学が学術支援、計量計画研究所が計画と運営・分析、大日本印刷がデジタルサイネージ、名古屋鉄道がアプリ改修とタッチポイント提供および交通サービスです。実証は愛知県交通対策課の新モビリティサービス推進事業の委託で実施され、今後は期間や箇所の追加変更が春日井市の案内で告知されます。
最後に見解を2行追加 乗りかえデータを認証で収集し、特典で行動変容を促す設計がポイントです。駅から先の移動をシェアサイクルで補完することで、日常利用のハードル低減が期待できます。
詳しくは「名古屋鉄道株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















