小学生の児童書の読書実態に関する調査で、学年目安とは異なる対象年齢の本を読む子どもが学齢を問わず3割以上いることが明らかになりました。株式会社新興出版社啓林館が小学生の子どもを持つ保護者612名を対象にインターネット調査を実施し、普段から児童書を読む割合は57.7%でした。読む本の選定は、子ども自身が選ぶ合計が68.0%で、低学年は54.6%にとどまる一方、中学年は76.4%、高学年は73.3%でした。対象年齢の傾向は中学年向けが33.8%、低学年向けが32.3%、高学年向けが24.0%となり、目安外の本を読む比率は低学年32.7%、中学年36.8%、高学年38.5%でした。保護者の認識では、子どもの読解力が学年目安と異なると感じる比率が44.0%で、低学年では学年目安より高いが30.9%でした。デジタル教材やSNSの普及で読解レベルの多様化が進む中、同社は対象年齢別に検索できるラインナップで選書を支援しています。調査期間は2026年8月21日から8月24日です。
調査の位置づけと活用の視点 対象年齢表示にしばられない選書が鍵
本調査は児童書を読む子どもを学齢別に均等化した325名でも比較を行い、学年が上がっても読書率はほぼ同水準という傾向が示されました。選書の起点を子どもの興味関心に置く回答が最も多く、対象年齢や読みやすさで選ぶ回答も一定数ありました。保護者の評価で「学年目安と同程度」は56.0%でしたが、やや高いとする回答が20.9%に上りました。結果からは、学年目安に固定せず、子どもの読解力や関心に応じて柔軟に選ぶ必要性が読み取れます。株式会社新興出版社啓林館は幅広い対象年齢の児童書を発行し、年齢別に探せる導線を整備しています。多様な読解レベルに合わせた選書がしやすい環境づくりを進める方針です。詳しくは「株式会社新興出版社啓林館」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部




















