高い場所を点検した後、補修材を塗る工程にもドローンを使う。屋根の補修や鳥害対策で、スプレー缶噴射装置の実運用が始まりました。
2025年12月の導入から検証を経て、点検の先の作業へ
JR東日本ビルテック株式会社は2026年11月5日、ドローン用遠隔型スプレー缶噴射装置「SABOT」の実現場での運用を開始したと発表しました。装置自体は2025年12月に導入し、本格運用へ向けた訓練と検証を重ねてきたものです。今回の新しい動きは実現場への展開で、従来の点検・調査に加えて設備の補修へ使い方を広げます。高所や屋根上など、人が近づきにくい場所に薬剤や補修材を噴射する装置で、準備から報告書の作成まで同社の社員が担当します。
公開した活用例の一つは、鳥が巣を作ったり、ふん害が生じたりしやすい高所への鳥忌避剤の噴射です。もう一つは、経年劣化が見られるスレート屋根への補修材の噴射です。ドローンを用いて必要な箇所へ直接薬剤を届けることで、作業員が高い場所に立ち入る作業のリスク低減を図ります。点検後にマーキングや補修材の噴射へ進める点も特長としています。足場や高所作業車の手配を抑えることで、作業時間やコストの削減も期待する取り組みです。
使用する専用スプレー缶は用途に応じて選び、マーキング剤、黒錆転換剤、タッチアップ塗料、鳥忌避剤、コンクリート表面含浸材、シリコーンコーティング塗料などを挙げています。建物や設備の管理者向けには、ドローン事業の特設サイトで3つのプランを紹介しています。詳細な点検範囲や、暗闇・粉塵がある場所での飛行についても情報をまとめ、建物やインフラでの活用相談を受け付けています。実運用の事例と、相談したい場所・作業内容を照らし合わせて検討できる案内です。
詳しくは「JR東日本ビルテック株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部





















