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世界の人材ランキング、日本は64カ国中43位で過去最悪の結果に

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スイスのビジネススクール「IMD(国際経営開発研究所)」は2023年9月21日、世界の人材ランキングを発表しました。日本は調査を実施した64カ国中43位。2022年の調査結果より2つ順位を落としました。

IMD(International Institute for Management Development)はスイスに拠点を置くビジネススクール。世界の主要国の国際競争力やパフォーマンスなどを数値化し、ランキングとして定期的に公表しています。

そんな同団体は2023年9月21日、「World Talent Ranking 2023」という人材ランキングを発表。優秀な人材がいるかどうかなどをもとに順位を算出し、その結果を発表しました。その結果、日本は調査対象国(64カ国)中、43位という結果に。2022年の41位から2つランクを落としています。なお、2019年は35位、2020年は38位、2021年は39位と、ここ4年で順位を少しずつ落としています。

ちなみに1位はスイス。スイスのスコアを100とすると、43位の日本のスコアは55.72にとどまります。アジア諸国の中ではシンガポールが8位(スコアは79.96)で最高でした。

日本に対する評価の中には、管理職の国際経験が乏しい、グローバルに活躍し得る語学力に欠けるなどが見られました。さらに、国内総生産(GDP)に対し、教育や育成に向けた投資の割合が低いといった国内施策への指摘も見られます。

そのほか、外国人が日本の市場に魅力を感じないなど、優秀な外国人が日本で働こうとは考えにくい点も指摘します。

近年、リスキリングに取り組む日本企業は少なくありません。しかし、国際社会から見たとき、こうした施策が優秀な人材の育成にどう寄与するのか。国際競争力を得ようとする企業の底上げに本当に役立つのか。IMDが2024年に発表する「World Talent Ranking」の順位に注目です。

関連リンク
IMD/World Talent Ranking 2023


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