優れたDX事例を表彰する日本DX大賞2023、みんなの銀行や都城市などが大賞受賞

部門は5つを用意します。各部門の対象プロジェクトと、審査基準は次の通りです。
・BX(ビジネストランスフォーメーション)部門
対象プロジェクト：DXによりビジネス変革や新規事業展開に繋がったプロジェクト
審査基準
戦略性：DX推進におけるビジョンと戦略性
成果/ビジネスモデル：DXの取り組みにおける成果
組織：変革のために必要なリソースの内外での調達や社内マネジメントへの取り組み
革新性：DXの取り組みに独創性や新規性があるか

・UX(ユーザーエクスペリエンス）部門
対象プロジェクト：デジタルを活用しユーザー体験向上に取り組んだプロジェクト
審査基準
戦略性：DX推進におけるビジョンと戦略性
成果：DXの取り組みにおける成果
組織：変革のために必要なリソースの内外での調達や社内マネジメントへの取り組み

・SX・GX(サステナビリティトランスフォーメーション・グリーントランスフォーメーション)部門
対象プロジェクト：デジタル技術を活用しサステナビリティ経営やGX（グリーントランスフォーメーション）に取り組んだプロジェクト
審査基準
戦略性：DX推進におけるビジョンと戦略性
社会的課題への対応：データとデジタル技術を活用し社会的な課題解決に資する取り組みか
成果：DXの取り組みにおける成果
組織：変革のために必要なリソースの内外での調達や社内マネジメントへの取り組み

・人と組織部門
対象プロジェクト：DXのためのリスキリング、人材育成や組織変革に取り組んだプロジェクト
審査基準
戦略性：DX推進における戦略と連動しているか
成果：個人の成長や組織の活性化に繋がっているか
組織：組織内外の人材の活用や多様性を生かして、人と組織作りに取り組んでいるか
継続性/発展性：継続性や発展が期待できる取り組みか

・行政機関・公的機関部門
対象プロジェクト：自治体など行政機関や公的機関において、DX推進に取り組んだプロジェクト
審査基準
インパクト：社会や組織内外に与える影響力の大きさや取り組みにおける成果
意義：社会的に意義のある事例かどうか
展開性：他の自治体が取り入れやすい事例か

各部門の大賞と優秀賞は次の通りです。

優秀賞：損害保険ジャパン株式会社・Tractable株式会社
プロジェクト名：自動車事故からの復旧を早期化する 画像認識AIを現場で駆使する全社トランスフォーメーション

UX(ユーザーエクスペリエンス）部門
大賞：株式会社鈴花
プロジェクト名：モノを売る企業から体験を提供する企業への進化

優秀賞：日本テレビ放送網株式会社
プロジェクト名：AI業務支援システム「エイディ」の社内開発

SX・GX(サステナビリティトランスフォーメーション・グリーントランスフォーメーション)部門
大賞：株式会社ヤマップ
プロジェクト名：スマホが命を救う！ 登山地図アプリのユーザー参加型DX 登山者コミュニティを通した「共助」の仕組み

人と組織部門
大賞：群馬県
プロジェクト名：日本最先端クラスのデジタル県を目指して

優秀賞：都城市
プロジェクト名：人材をコアとしたDX推進プロジェクト

行政機関・公的機関部門
大賞：都城市
プロジェクト名：マイナンバーカードでふるさと納税DX

優秀賞：群馬県
プロジェクト名：ぐんま大雨時デジタル避難訓練　～「デジひな」の軌跡～

なお、大賞を受賞した企業や自治体がどんな取り組みを実施したのか。DXマガジンで追って詳報します。