ビズリーチは2022年3月8日、大学のキャリア支援に関する調査結果を発表しました。同社のOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」に登録する大学1・2年生188人に聞いた結果です。新型コロナウイルス感染症の影響などを聞いています。
コロナの影響で、大学1、2年から将来のキャリアを考えるようになったかを聞いた結果が図1です。
via www.visional.inc
「やや高まった」と答えた割合が45.7%で最も多く、「とても高まった」(35.6%)と合わせると、8割以上の学生がコロナを機にキャリアを考える意識が高まったことが分かります。
高まった理由も聞いています。主な回答は次の通りです。
・場所や社会状況に左右されない働き方をすべきだと感じたから。
・コロナで自由な時間が増え、さまざまなイベントに参加したことでいろいろ取り組んでいる人がいると知って自分も将来に向けて何かしようと思ったから。
・これまでは漠然と大学に入ったらやりたいことが見つかると思っていたが、コロナ禍によってこれは難しいと感じた。そのため、将来のキャリアをより考えるようになった。
・将来の不安が大きくなったため、早めに行動しておきたいと思った。コロナの状況で上級生の話を聞く機会も少ないため、今のうちから行動しておこうという考えを持つようになった。 コロナ禍で思い描いた学生生活を送れているかどうか。その結果が図2です。
・場所や社会状況に左右されない働き方をすべきだと感じたから。
・コロナで自由な時間が増え、さまざまなイベントに参加したことでいろいろ取り組んでいる人がいると知って自分も将来に向けて何かしようと思ったから。
・これまでは漠然と大学に入ったらやりたいことが見つかると思っていたが、コロナ禍によってこれは難しいと感じた。そのため、将来のキャリアをより考えるようになった。
・将来の不安が大きくなったため、早めに行動しておきたいと思った。コロナの状況で上級生の話を聞く機会も少ないため、今のうちから行動しておこうという考えを持つようになった。 コロナ禍で思い描いた学生生活を送れているかどうか。その結果が図2です。
via www.visional.inc
「あまり送れていない」が42.0%で、「まったく送れていない」(21.3%)を合わせると、6割以上の学生が思い描く大学生活ではないと回答しています。
なお、大学への通学頻度も聞いています(図3)。
via www.visional.inc
「ほぼ通学していない」が29.3%を占め、週に1回以下しか通学しない学生の割合が約半数となっています。こうした状況が十分な大学生活を送れない理由に大きく寄与していると推察されます。
所属大学にキャリア支援を強化してほしいと思うかどうかも聞いています(図4)。
via www.visional.inc
なお具体的には、「学生時代の活動を、社会のなかでどのように活用できるか知りたい」「自分なりのキャリアを歩むためのサポートをしてほしい」などの意見が挙がりました。大学生活と将来を関連づけられる支援を求めていることが窺えます。
大学にどんなサポートを望むのか。主な回答は次の通りです。
・どうすれば自分なりのキャリアを歩めるか、どんな関わりを持てば良いかを知るためのサポート。
有名な企業でも知らないことがあるため、まずどのような会社があるのかということから詳しくなり、より多くの職種を知る機会が欲しいです。
・もっと1・2年が対象のセミナーなどを開いてほしい。3・4年になって焦る人がいるのは1・2年の時にそういう情報と触れてこなかったという可能性もあると思います。
・大学のOB/OGの講演会などを開いて、同じ大学の先輩の活躍、キャリア形成のコツなどを教えてほしいです。
・どうすれば自分なりのキャリアを歩めるか、どんな関わりを持てば良いかを知るためのサポート。
有名な企業でも知らないことがあるため、まずどのような会社があるのかということから詳しくなり、より多くの職種を知る機会が欲しいです。
・もっと1・2年が対象のセミナーなどを開いてほしい。3・4年になって焦る人がいるのは1・2年の時にそういう情報と触れてこなかったという可能性もあると思います。
・大学のOB/OGの講演会などを開いて、同じ大学の先輩の活躍、キャリア形成のコツなどを教えてほしいです。