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キリンがソフトバンクの社食で実証実験、減塩料理の塩味を増す独自デバイスを検証

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キリンホールディングスは2023年5月15日、企業の社員食堂で実証実験を実施すると発表しました。ソフトバンクの社員食堂で健康経営を支援する取り組みを実施します。独自のデバイスなどを使い、従業員の健康的な食習慣実現をサポートします。

 キリンホールディングスが実施する実証実験は、料理の減塩化に取り組むもの。喜ばれる減塩メニューを開発し、食事の満足度を高められるかを検証します。最大の特徴は、塩味を増強させる独自デバイスを利用する点です。「エレキソルト」と呼ぶ電流波形の技術を搭載したスプーンとお椀を使い、減塩食品の塩味を強められるようにします。なお、試験用食品を食べた際に感じる塩味強度をアンケートしたところ、31人中29名が「塩味が増した」と回答したといいます。
図1:エレキソルト技術を使ったスプーンとお椀

図1:エレキソルト技術を使ったスプーンとお椀

 今回、ソフトバンクの社員食堂で実証実験を実施します。ソフトバンク社員20人に、通常より減塩した「スンドゥブ」「あんかけ炒飯」「スープカレー」を食べてもらいます。「エレキソルトデバイス」利用時の食事満足度や健康意識への影響などを調査します。実験は2023年5月15日に実施します。
図2:メニュー例「スープカレー」

図2:メニュー例「スープカレー」

 なお、同社は2018年に「健康経営宣言」を打ち出し、社員とその家族の健康増進に取り組んでいます。さらに給食事業を展開し、90の施設を構えます。和食・洋食・イタリアン・ベトナム料理など、24業態約40店舗の外食事業も運営しています。  キリンホールディングスは今回の実証実験の結果を踏まえ、企業の社員食堂や飲食店などの外食市場で「エレキソルト」デバイスの展開を模索していく考えです。減塩食と「エレキソルト」デバイスをセットにしたメニューを提供し、健康に配慮しつつ食事満足度を向上できるメニュー開発を進めます。
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