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ビズリーチが高専機構と連携、ITプロ人材の育成を目指す「みらい投資プロジェクト」第一弾

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Visionalグループのビズリーチと、全国の高専を運営する国立高等専門学校機構(高専機構)は2022年2月9日、次世代人材の育成を目的とした連携協定を締結したことを発表しました。深刻化するIT人材不足などの課題を解決し、新たな社会をけん引できるような人材を育成することが目的です。同協定では、民間企業のビジネス人材を、教育現場での「副業先生」として採用を促進します。副業先生とは、IT人材として企業で活動しながら、国立高専の実務家教員として授業を担当する先生です。高専機構が人材サービスを提供する企業と連携協定を締結するのは初めてとなります。

 今回の協定は、ビズリーチ初のSDGsプログラムである「みらい投資プロジェクト」の第一弾となる取り組みです。  「みらい投資プロジェクト」は、教育・官公庁・NPO・新産業など、プロ人材の力を必要とする社会貢献性の高い領域を対象にしたプログラムです。同社がパートナーとともに、社会の課題解決を通じてより良い未来の実現を目指します。同プログラムを通じて同社は「未来のプロ人材の育成」や「未来の新産業創出支援」などに取り組むというものです。  高専機構は2021年にビズリーチの協力のもと、国立高専で唯一サイバーセキュリティ専門のコースを設置する高知工業高等専門学校(高知高専)で人材を公募しました。そして、副業先生という新たなポジションを用意することで、実務家教員の採用拡大を実現しました。同機構では今後、さらに副業先生の導入を進めていきます。3年後には全教員の1~2割を実務家教員とすることを目指しています。  両者が協力して「副業先生導入モデル」の検証と構築を行い、他の国立高専へ展開していきます。  今回の連携協定の概要は、以下の表の通りです。
独立行政法人国立高等専門学校機構と株式会社ビズリーチの連携協定について
1. 締結日 2022年2月9日
2. 目的 新たな社会をけん引する人材の育成と地域活性化への貢献
3 本協定の内容 両者は、以下の実施を基本とし、高専機構の教育・研究の場に必要な最先端の技術や知識を持つ民間人材の採用を促進します。
 (1)ビズリーチ上での公募の無償提供(年3回程度)
 (2)採用活動をより効果的に行うための、情報提供および企画提案
 (3)業務用ツールの一部無償提供
 高知高専では、公募の結果、首都圏など在住のITプロ人材が副業先生として着任し、授業が開始されました。  日々、サイバー攻撃が高度化・巧妙化するセキュリティ領域では、特に具体的な事例や最新情報からの学びが求められます。その一方で、変化のスピードが速いデジタル社会においては、次々と最新技術や事例が更新されます。そのために、既存の教員だけではタイムリーで実践的な教育の提供が難しいのが実情でした。  しかし、民間企業で活躍するITプロ人材を副業先生として招き入れたことで、タイムリーで実践的な教育の提供が可能になりました。副業先生の授業を受けている「情報セキュリティコース」の学生からは、以下のような前向きの声が上がりました。 ・「より実践的なテクニックを教えていただけた」
・「将来の仕事を意識して学ぶことができた」  それにより高知高専では、学生の学びの質の向上が可能になっています。  2022年3月末には、一関工業高等専門学校(一関高専)にて第2回となる公募実施が決定しています。セキュリティやAI、社会実装の領域で活躍できる副業先生を募集します。このように今後、国立高専から、より実践的なスキルを身につけた次世代IT人材が輩出されていくことが期待されます。  ビズリーチは、同協定を通じて、学生の学びの質の向上を図ります。そして将来、「即戦力」となるプロ人材の育成や、未来のプロ人材が活躍する「場」の創造を目指していきます。

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