通信トラブルで試合に勝てない悲劇に悩んでいませんか?電気や水道と同じライフラインでありながら、インターネットは品質を客観測定する基準が存在しません。この課題に挑むプロジェクトが、地域や学校の通信環境を激変させようとしています。データで未来を診察する新取り組みの全貌とは?
ライフラインの盲点を突く!通信の「見える化」が描く新たな未来
社会インフラとして定着した通信回線ですが、電気や水道のように国による厳格な品質基準が存在しません。沖縄のイースポーツ選手がオンライン対戦で実力を発揮できない通信環境の悪化が深刻な課題となっていました。同時に学校教育の現場でも、授業に支障を出さない客観的な品質管理が求められていました。
この課題を解決するため、NTTドコモビジネス株式会社、株式会社オープンシステムズラボラトリ、株式会社ボスコテクノロジーズが結集しました。2021年6月にスタートした旧eスポーツプロジェクトは、2025年7月に「インターネット回線カルテPJ」へと進化を遂げています。独自開発した調査ツールではChromiumを動かすSelenium搭載のscannerを導入しました。取得したダウンロード速度、アップロード速度、RTT、jitterの計測データは検索エンジンのElasticsearchへ格納されます。さらにKibanaを活用してビジュアル化し、場所や事業者、季節、天候ごとの傾向を徹底的に分析します。
収集されたデータは測定を希望する利用者に提供され、多様な用途へ活用されます。今後は沖縄県内の観測拠点を増設し、連携自治体の学校や観光ホテルへの導入を進める計画です。時系列データとしての統計処理やクラスタリング分析を実施し、異常値の検出や回線評価の精度向上を目指します。
インフラの品質を客観数値で診断する取り組みは、教育や観光を含めた地域社会のデジタル基盤を根本から底上げします。 通信の透明性を確保するカルテの仕組みこそが、今後のDX推進における確たる礎となるでしょう。
詳しくは「一般社団法人沖縄オープンラボラトリ」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















