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買い物は「探す」から「相談」へ。AIへの買い物相談、前年比6.4倍の爆発的増加!

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X上の買い物相談が前年比6.4倍に増え、生成AIが購買意思決定の中心に据えられつつあります。アライドアーキテクツ株式会社は、データプラットフォーム「Kaname.ax」でXの投稿を分析し、2024年3月から2026年2月の2期間を比較しました。該当投稿は447件から2,869件へ増加し、いつどの場面でAIに相談し、どの価値を感じたかが整理されています。最も伸びたのは選択肢の絞り込みで、続いて高額商品の決断、専門商品の購入が上位に並びました。高額商品の相談は投稿の絶対数でも最多で、PCやカメラ、車、ジュエリーなどでAIが頼られています。AIによる効率化と気兼ねのなさが、検索やレコメンドとは異なる納得感ある体験を生み出している点が特徴です。

X上の言及が示す利用実態 成長性スコアで「絞り込み」が1位、投稿数は「高額商品の決断」が最多

調査はCEPsの軸で生活者インサイトを分析し、独自の成長性スコアでランキング化しています。1位は複数の選択肢から自分に合うものを絞り込みたい時に、最適な選択を効率的にできると感じる場面でした。条件を伝えると比較表を作成したり、用途や予算から候補を整理する活用が目立ち、選択疲れの解消が示されています。2位と3位は高価な買い物の決断に迷った時で、気兼ねなく相談し心が軽くなる価値と、効率的な選択の価値が並びました。投稿の実数でもこの領域が最多で、ゲーミングPCや車、マンション、ジュエリーなど、数万円から数百万円の買い物での相談が多く確認されています。4位と5位は専門的な商品の購入で、オーディオ機器やカメラレンズ、楽器、専門ソフトやサプリメントの選定で、効率的な選択と心理的な軽さが評価されています。

新たに急増した活用場面 健康関連や衝動買い抑制、ファッションで存在感

直近1年で急増した使い方として、体調や健康状態に合わせた商品の選定が前年比12.1倍に拡大しました。症状を伝えて市販薬を相談するといった声があり、初期対応の心理的サポートとして機能していることがうかがえます。衝動買いを防ぎたい時は前年比13.7倍となり、第三者視点で本当に必要かを問い直す相談が増えました。機能比較や価格推移を確認する中で購買意欲が落ち着く事例も示されています。コーディネートやTPO、体型に合わせた服装選びは前年比11.9倍で、手持ちアイテムを起点に買い足しや配色まで提案を受ける事例が見られます。褒める、全肯定といったコミュニケーション特性が、販売員の意図に左右されない安心感として受け止められている点も特徴です。高額や専門に偏っていたAI活用が、日常の購買判断へと広がっています。

数値でみる市場の伸び 成長性スコア上位と投稿ボリュームの関係

成長分野の上位5領域では、絞り込みが82.48で最上位、続いて高価な買い物での気兼ねなく相談が75.38、効率的選択が72.85、専門商品の効率的選択が71.29、気兼ねなく相談が70.55でした。スコアは市場の伸び率を示す指標で、50を基準に偏差値で表されます。投稿ボリュームの絶対値では、高価な買い物の決断に迷った時が最も多いことが注記されています。調査対象は各期間447件と2,869件の投稿で、CEPs分析に基づき、状況と体験価値の組み合わせで傾向が抽出されています。X上ではPCや車のスペック決め、マンションやジュエリーの選定などで、AIが理詰めの比較や背中を押す役割を担う様子が具体例として示されています。選択の効率化と気持ちの軽さという二つの価値が、利用の拡大を支える根拠と位置づけられています。

Kaname.axの特許出願中技術でVOCを構造化 生活者インサイトの変化を可視化

分析にはアライドアーキテクツ株式会社のデータプラットフォーム「Kaname.ax」が用いられ、SNS投稿からCEPsをAIで自動抽出し、インサイトの構造変化を可視化しています。Kaname.axはVOCを多角的に収集、統合し、Who×What×HowやCEPsに適合する形で結果を出力する仕組みです。今回も特許出願中の技術を活用し、買い物場面における生成AI活用の潮流を特定しました。代表コメントでは、絞り込みの効率化が最大の成長分野であり、高額商品の決断が伸び率と投稿量で中核を占める点、さらに専門商品の領域でも活用が広がっている点が強調されています。対話による納得感という新しい購買体験が生まれており、今後は潜在ニーズの先取りと商品やマーケティングへの反映が重要と述べられています。企業のマーケティングAX支援を継続する姿勢も示されています。

生活者行動の変化ポイント 選択疲れの解消と心理的サポートが拡大の原動力

選択肢の多さによる選択疲れに対し、AIは比較表の生成や条件に基づく候補絞り込みで調査や比較の負担を減らしています。高額商品では、仕様や価格といった客観的情報の整理に加えて、理屈に基づく助言で意思決定の不安を軽減し、納得感を伴う選択を後押ししています。専門商品の領域では、専門家レベルの示唆と評価される回答が、知識のハードルを下げる役割を担っています。健康やファッションなど日常領域への広がりは、いつでも何度でも相談できる点や、売りたい意図を持たない相談相手としての中立性が評価された結果です。X上の具体的な声が、効率的に選択できる価値と、気兼ねなく相談できる価値の双方を裏づけており、AI消費の構造転換が定量と定性の両面から可視化されています。市場の伸びと利用場面の多様化は今後も進むとみられます。

詳しくは「アライドアーキテクツ株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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