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運用負担・コストを大幅削減? みずほ銀行が進めたデータベース自動化の中身とは

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日本オラクル株式会社は、株式会社みずほ銀行がOracle Cloud Infrastructure上で提供されるOracle Autonomous AI Databaseを共通データベース基盤として採用したと発表しました。みずほ銀行は既存アプリケーションを変更せずに移行し、運用負荷の軽減、セキュリティ強化、コスト最適化を実現しています。背景には、2012年からOracle Exadataを活用して高可用かつ効率的なプライベートクラウド型DB基盤を運用してきた一方で、需要増と基盤高度化に伴うパッチ適用やメンテナンスの負荷、ハードウェア更改コストの増大という課題がありました。今回の採用により、重要なDB管理やセキュリティ作業の自動化が進み、日常運用の省力化とシステム保護の強化が両立されています。必要に応じて拡張できるスモールスタートの利用モデルで、長期的なコスト最適化も見込めます。

採用のポイントと期待効果

みずほ銀行は、OCI上のマネージド・サービスと自律機能を組み合わせて、共通DB基盤のレジリエンスと運用効率を引き上げています。既存アプリケーションを改修せずに移行可能な点は、ビジネス継続性と移行リスク低減に寄与します。モデルケースではデータベース・ライセンス数を約66パーセント削減できる可能性が示され、コスト最適化の具体的な方向性が提示されています。自動化されたバックアップや運用機能は、ランサムウェア対策を含むセキュリティ強化と高い信頼性の維持に貢献します。スモールスタートにより、需要に応じてリソースを効率的に拡張でき、過剰投資を抑制できます。こうした効果により、IT部門は付加価値の高い取り組みに注力しやすくなります。

運用サービスの活用範囲

みずほ銀行はOCI Database ManagementやOCI Monitoring、Oracle Data Safeなどのマネージド・サービスを活用し、監視、バックアップ、監査、セキュリティ統制を実装しています。これにより、オンプレミスで発生していた管理サーバー運用や更改、機能ごとの個別設計、パッチ検証といった複雑な作業を削減しています。自動パッチ適用機能により、最新のセキュリティ対応と性能改善を継続的に反映し、システムのレジリエンスを高めています。さらに、変更影響を事前に検証するためにOracle Real Application TestingとAuto SQL Plan Managementを併用し、安定かつ一貫した運用を維持しています。これらの取り組みは、日々の運用コストの低減と運用品質の標準化に寄与します。

これまでの基盤運用と移行の位置づけ

みずほ銀行は2012年からOracle Exadataを採用し、高可用性とマルチテナントによるリソース効率化、コスト削減を進めてきました。現在は、勘定系や決済系を除く情報系や市場系を中心に、約50のアプリケーションが約20のデータベースに統合された共通基盤で稼働しています。需要の高まりや運用の高度化に伴い、定期パッチ適用やメンテナンスの負荷、ハードウェア更改投資が課題化していました。OCI上のAutonomous AI Databaseへの移行は、こうした課題への対応策であり、共通基盤の継続的な強化とコスト構造の見直しを両立させる打ち手として位置づけられています。既存アプリケーションの変更を要しない点は、移行時の業務影響を抑える効果があります。

みずほ銀行のコメントと今後の展望

みずほ銀行 プラットフォームエンジニアリング部 ヴァイスプレジデントの森重祥吾氏は、Autonomous AI Databaseの採用により運用負荷軽減とコスト最適化を実現したと述べています。今後は、災害対策の強化、マルチクラウド連携の拡大、AIを活用したモダナイゼーションの推進に取り組む方針です。俊敏性とレジリエンスを高めた持続可能なIT基盤を構築し、高品質な金融サービスの継続提供を目指すとしています。今回の発表は、Oracle AI World Tour東京で行われました。日本オラクルは、データ・ドリブンな価値最大化を支援するクラウドサービスと各種サービスを提供するオラクル・コーポレーション日本法人であり、東証スタンダード市場に上場しています。

詳しくは「日本オラクル株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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