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スマホがないと「働くことすら許されない」のか? スキマバイト応募の280人が“SMS認証”で断念。

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スキマバイトアプリの普及で働き方の選択肢は広がった一方、携帯電話を持てない人は応募の入口にすら立てないという問題が明らかになりました。株式会社アーラリンクが運営する誰でもスマホリサーチセンターは、過去に自分名義で携帯契約ができなかった人を対象に実態を調査しました。結果として、フリーWi-Fiを頼りに仕事を探す人が118人に上ることが確認されています。さらに、電話番号やSMS認証を求められ応募を断念した経験が、何度もあったが150人、数回あったが130人で、計280人に達しました。ギグワークの門戸が広がる一方で、通信手段の有無が参加可否を左右する構造が浮き彫りになりました。

誰でも参加できるはずのスポットワークに入れないことは、収入機会の損失を超え、働く意思の断念につながるおそれがあります。自由回答には、通信手段を失い就労できず困窮が深まったとの声が寄せられています。クレジットカードやスマホの強制解約で何もできず人生を諦めかけたという回答もあり、携帯番号が日雇い就業の可否を左右する現実が示されました。大人が電話を止められると仕事すら任せてもらえないという指摘もあります。携帯契約の審査に通らないと連絡手段と本人確認の双方を失う実態があり、採用側も連絡の取れない人材を敬遠するため、意欲があっても働けない悪循環が生まれます。

一方で、通信の回復が生活の安定につながる傾向も示されました。スマホを再び持てたことで現在の働き方や収入が少し安定したと答えた人は234人で、とても安定したが221人でした。短期・日雇いの仕事に再度アクセスできることが、長期的な生活の安定に結びつく様子が数字から読み取れます。通信インフラへのアクセス回復が経済的自立への足がかりになり得ることが確認されました。即時の収入獲得が必要な局面で、SMS認証を前提とした仕組みが障壁となる現状は、セキュリティ強化の副作用として位置づけられます。

スポットワーク市場が広がる中で、通信インフラは社会のセーフティネットとして機能しているかが問われています。今日明日の現金を得るための就労にスマートフォンと電話番号が必須となった今、仕組みの側で生じる排除をいかに減らすかが課題です。今回の調査は、通信手段の有無が就労機会を左右し、労働供給にも影響を与える現実を示しました。調査は2026年2月25日から3月4日に実施され、アンケート方式で有効回答数は604名でした。対象は一定期間携帯電話を持てなかった経験がある男女です。

詳しくは株式会社アーラリンクの公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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