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本を読む層も「3カ月に1冊」が最多。YouTubeの誘惑とドーパミン中毒に悩む高校生の読書リアル

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スマホや動画に夢中な今の高校生が、どれほど活字から離れているか知っていますか。ワカモノリサーチの最新調査で、過半数の高校生が日常的な読書を全くしていないという衝撃の実態が判明しました。若者の脳を刺激するデジタル娯楽の誘惑と、本を読む高校生たちの意外な頻度の裏側に迫ります。

YouTubeの誘惑とスマホ依存、読書する層も3カ月に1冊が最多という現実

株式会社ワカモノリサーチは、全国の現役高校生283名を対象に「読書」に関するアンケート調査を2026年2月27日から3月12日にかけて実施しました。さまざまなデジタル娯楽が身近にある令和の高校生において、本を読む習慣がどれほど残っているのかを可視化しています。調査の結果、「読書をしない」と回答した高校生は54.8%にのぼり、過半数が活字から離れている実態が浮き彫りになりました。読書をしない最大の理由はスマホの存在です。日常的にSNSやユーチューブの動画視聴に時間を費やすことで、本を開く時間が物理的に奪われています。中には、自らを「ドーパミン中毒」と表現してスマホ環境の影響を自覚する率直な声もありました。また、読書を勉強の一環と捉えて「楽しくない」「活字が苦手」と感じる人や、部活や勉強で忙しく時間の余裕がないことも読書離れを引き起こす大きな要因となっています。

一方で、「読書をする」と回答した45.2%の高校生を対象にその頻度を調査したところ、最も多かったのは第1位の「3カ月に1冊」で35.9%を記録しました。この層からは、漫画の方が面白いといった意見や、ゲームなど他の趣味を優先する傾向が示されています。自発的に本を好むわけではなく、興味のある本に偶然出会ったときだけ読む「きっかけ型」の読書スタイルが定着しているようです。忙しい高校生活の中で1冊を少しずつ読み進めるため、結果的に3カ月ほどかかってしまう実態もうかがえます。続いて第2位は「1カ月に1冊」で19.5%でした。この層では、学校の朝読書の時間がきっかけになっているという回答が目立ち、自発的な意志よりも教育環境によって読書機会が確保されている現実が分かります。勉強や部活との両立を考えると、月に1冊程度が現実的なラインとなっています。

これに対して、より頻繁に本を開く「読書好き」の層も一定数存在します。第3位の「1週間に1冊」(16.4%)や第4位の「2週間に1冊」(14.1%)と答えた高校生は、シンプルに読書が趣味であると回答しています。知識や語彙を増やしたいという目的意識を持つ人や、毎週図書館に通うルーティンを持つ人、自宅の本棚から本を選ぶ時間を楽しみにしている人が含まれます。最も頻度の高い第5位の「1日に1冊」は7.8%であり、この層では紙の書籍だけでなく電子書籍を積極的に活用してデジタル空間で読書を楽しむ傾向も垣間見えました。周囲に知性を感じさせたいというユニークな動機も見られます。高校生の読書は、スマホという強力なライバルとの時間争奪戦の中で、個人の趣味嗜好や学校の制度、そして電子書籍などのツールの活用によって多様に二分されているのが現状です。

見解として、スマホの誘惑により高校生の過半数が読書をしない現状は、タイパ至上主義が生んだ可処分時間の激しい争奪戦の結果です。 活字離れを止めるには、学校での強制力に頼るだけでなく、電子書籍などのデジタル動線と若者の知的好奇心を結びつける仕組み作りが求められます。

詳しくは「株式会社ワカモノリサーチ」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部

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