MENU

ニュース

AIのせいで採用枠が減る!? 危機感に焦る大学生の5人に1人が就活スケジュールを「大前倒し」している過酷なリアル

  • URLをコピーしました!

人工知能の進化が、大学生の就職活動を狂わせようとしています。企業の採用枠が絞られるという報道に危機感を募らせた学生たちが、恐るべきスピードで動き出しているのです。学業を犠牲にしてまで彼らが前倒しを急ぐ理由とは何なのか。レバレジーズの調査から見えてきた、過酷な就活戦線のリアルに迫ります。

AIの脅威がもたらす圧倒的な早期化と本選考を見据えたインターン選び

レバレジーズ株式会社が運営するキャリアチケット就職は、2028年3月卒業予定の大学生・大学院生140名を対象に、就職活動の実態調査を実施しました。調査期間は2026年5月22日から6月12日までです。調査によると、生成人工知能(AI)の普及に伴う業務の自動化や効率化により、一部の企業が新卒の採用数を抑制したり、優秀な人材を絞り込んだりする「厳選採用」の方針を打ち出している報道を受け、学生の間に高い危機感が広がっています。その結果、全体の22.9%にのぼる約5人に1人の学生が、元々想定していた就活のスケジュールを大幅に前倒ししたと回答しました。市場の競争激化や採用枠の先細りという変化を敏感に察知し、早く動かざるを得ない過酷な状況が浮き彫りになっています。

この早期化の波は数字にも顕著に表れており、すでに全体の44.3%にあたる4割以上の学生がイベントやインターンシップを通じて企業との接触を開始しています。これは2年前の26卒を対象とした同時期調査と比較して約1.5倍の増加です。さらに、今夏のサマーインターンには92.8%が参加予定と答えており、そのうち「既に参加したい企業が決まっている」と回答した割合は45.7%と、2年前の同時期と比べて約1.7倍に急増しました。学生たちは単なる企業見学や情報収集にとどまらず、全体の34.6%が本選考での優遇を期待するなど、内定へ直結する具体的なメリットを強く意識して能動的に動いています。希望する参加形式についても、社風を肌で感じたいという理由から88.4%が対面を望んでいます。

しかし、急激に進む就活の早期化に対して、学生たちの本音は決して前向きなものばかりではありません。全体の59.2%と約6割の就活生が早期化に対して「ネガティブ」な印象を抱いており、2年前の調査から10ポイントも上昇しています。就活を優先させるために学生生活で制限するものとして、アルバイトが66.4%で最多となったほか、本来最優先されるべき「学業」を制限すると答えた人が20.7%にのぼりました。大学の講義や研究を犠牲にしてまで時間を捻出しなければならない歪な現状に、多くの学生が苦悩しています。同社は、企業側も過去の常識に囚われず、ルール変更や最新の市場動向を正しくチェックして柔軟な採用設計へアップデートしていくことが重要であると分析しています。

見解として、AIの普及が学業を脅かすほどの早期化を招いている現状は、教育と雇用の健全なバランスを損なう重大な課題です。今後は学生の学びを阻害しない本質的なマッチングを実現するため、通年採用の拡大といった柔軟な「採用DX」への転換が急務と言えるでしょう。

詳しくは「レバレジーズ株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部 戸田

シェアはこちらから
  • URLをコピーしました!
  • 週刊SUZUKI
  • 日本オムニチャネル協会
  • 公式LINEメンバー

お問い合わせ

取材のご依頼やサイトに関するお問い合わせはこちらから。

問い合わせる