Googleは、画像検索の提供開始から25周年を迎え、視覚コンテンツの探索と制作を拡張する新機能を発表しました。新しい閲覧体験をもたらすGoogle画像のホームと、検索のAIモード内で動作する画像生成機能が順次展開されます。あわせて、2001年の立ち上げ以降の主要な節目も示され、テキスト中心の検索から、画像や映像、音声を含むマルチモーダルな体験へと拡張してきた道のりが整理されています。いずれの更新も、視覚情報への即時アクセス性と有用性を高めることを目的としています。
新しいギャラリー型ホームとAI画像生成の提供開始
Googleは、ユーザーの関心に合わせてリアルタイムに更新されるダイナミックなギャラリーをGoogle画像に導入します。保存したアイデアはコレクションとして整理され、メインギャラリー上部のタブから継続的に参照できます。この新しいホームは今後数週間で、米国のデスクトップにおける英語版として提供が始まります。あわせて、検索のAIモードに画像生成を統合し、テキストプロンプトから高品質なカスタムビジュアルをゼロから生成できるようにします。最新のNano Bananaモデルを活用し、想像したイメージを具体化する体験が可能になります。画像生成は英語版として段階的に提供され、AIモードで画像作成をサポートしているすべての地域に広がります。これらは、視覚情報の探索と創作の両面を一体化するアップデートです。
2001年からの主要な革新と機能拡張の歩み
2001年にGoogle画像が登場して以降、視覚検索は大きく進化しました。2009年には類似画像機能により、曖昧な語でも目的の見た目に近い結果へ導く体験を可能にしました。2011年には画像による検索を提供し、画像自体を検索語源として活用する新しいナビゲーションを実現しました。2018年のGoogle Lensは、カメラを通じたオブジェクト識別や翻訳、ショッピングを日常に広げました。2022年のマルチサーチは、画像とテキストの同時検索により、見たものに補足質問を重ねる自然な探索を後押ししました。2024年のCircle to Searchは、画面上のあらゆる対象をジェスチャーで選び、アプリを切り替えずに情報へ到達できる環境を用意しました。
マルチモーダルとAIモードの深化がもたらす現在地
近年はAIモードの適用領域が広がり、複雑な文脈理解と対話的な探索が実現しています。2025年にはLensとAIモードの統合により、単一の画像から多数のサブクエリを展開するビジュアルイメージファンアウト手法が導入され、シーン全体の理解度が高まりました。Search Liveでは、ライブカメラ映像と音声対話を併用し、設置作業やトラブルシューティングのような動的な状況でも支援します。AIモードでのビジュアルリターンは、会話調の要望からインスピレーションやショッピング結果を視覚的に提示します。2026年にはCircle to Searchがマルチオブジェクト認識に対応し、ひとつの画面内で複数アイテムを同時に分解・探索できます。さらにインテリジェント検索ボックスにより、複数画像をまとめてアップロードして詳細な質問が可能になり、AIモードの回答で理解が深まります。
企業や生活者にとっての活用シーンと次の一手
今回の発表は、発見から購買、課題解決までの視覚中心の行動を連続化する基盤整備といえます。ギャラリー型ホームは関心の移り変わりを可視化し、継続的なアイデア収集と比較検討に役立ちます。AIモードの画像生成は、まだ存在しない具体的なイメージを迅速に試作する場面に適しています。Circle to Searchのマルチオブジェクト認識は、コーディネートやシーン解析の効率化に寄与します。Search Liveはライブ環境でのガイダンスが求められる作業に適合します。インテリジェント検索ボックスは、複数画像を起点にした問いかけで検討の幅を広げるのに有用です。段階的な提供スケジュールが示されているため、対象地域や言語の提供開始時期を確認しながら順次活用を進めることが重要です。
詳しくは「Google」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















