JALグループは、Aerowash社製のリモコン式機体洗浄ロボットAW3を成田空港に導入し、必要な操作訓練を経て2026年内の本格運用開始を予定しています。プログラム制御機能と協働設計を備えた機体洗浄ロボットの国内エアライン導入は初とされ、対象機種の主翼や尾翼など洗浄部位をプログラム指定すると、登録済みの機体表面へアームが自動で接近します。機体に近づく最終段階は作業員が手元で微調整する設計で、安全性と作業精度を両立します。全方向移動機構を採用し、機体周辺での取り回し性を高めています。
従来の機体洗浄は夜間に専門スタッフが長柄モップや専用洗剤で手作業を行っており、負担の大きさが課題でした。約30年前には有線リモコン式機体洗浄機を試みましたが、技術的制限により継続運用には至りませんでした。今回の導入は最新の制御技術による再挑戦で、メーカーのカタログ値では作業工数を1機あたり最大4割削減できるとされています。高所作業や力仕事の負荷軽減に加え、有機溶剤や化学物質への直接接触リスクの低減が期待されます。電動バッテリー駆動により現場のCO2排出量を抑え、機体1機あたりの使用水量は最大50%の節水が見込まれます。
今後は成田空港での運用を皮切りに、国内他空港への展開を検討し、機体洗浄作業の労働環境改善と品質向上を図ります。先端技術の活用を通じてグランドハンドリング業務の安全性、品質、生産性を高め、安心して働き続けられる職場環境と環境に優しいサステナブルな運航の実現に取り組みを継続します。
詳しくは「JALグループ」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















