Gakkenが発行する小中学生向け書籍『AIの世界へようこそ』が、日本科学教育学会50周年記念特別企画「科学教育出版賞」を受賞しました。AIの仕組みだけでなく、リスクや社会との関係まで子どもたちが考えられる内容が評価されています。
AIの歴史からリスクまで図解
『AIの世界へようこそ』は、公立はこだて未来大学教授の美馬のゆり氏が執筆し、2024年8月に発売されました。
AIの歴史や仕組み、技術に加えて、倫理的な問題やリスクなどを小中学生向けに図解。誌面の二次元コードからプログラミング学習ツール「Scratch」を使ったコンテンツへアクセスし、ゲームを通じてAIの動きを体験できる仕組みも取り入れています。
日本科学教育学会は、AIの歴史やリスクを平易に解説していることや、参加型の読書体験を提供していることなどを評価。情報教育やAIリテラシーの普及に資する一冊としています。
「AIを何のために使うのか」を考える
特徴的なのは、AIの操作方法だけを学ぶのではなく、「AIを何のために使うのか」「どのような未来や社会をつくりたいのか」といったテーマまで扱っている点です。
現在検討が進められている次期学習指導要領でも、情報教育の拡充が議論されています。生成AIが身近になる中、AIの仕組みやリスクを理解しながら活用する力の重要性は、教育現場でも大きなテーマになっています。
見解として、AIが誰でも利用できる時代には、操作方法を覚えるだけでなく、出力をそのまま信じないことや、リスクを理解し、自分で使い方を判断する力も重要になります。子どもの段階からAIと社会の関係を考える機会をつくることは、これからのデジタル人材育成を考えるうえでも重要な取り組みといえそうです。
詳しくは、Gakkenの公式発表まで。レポート/DXマガジン編集部





















