Mozillaは2026年9月29日、リリースチャネル向けにFirefox 157.0の提供を開始しました。今回のアップデートでは、ツールバーやサイドバー、メニューなどブラウザ全体のビジュアルが最新のデザインシステムで刷新され、新しい組み込みテーマのライト版とダーク版が追加されています。タブとツールバーの間隔を詰め、表示領域を広げる新コンパクトモードも導入されています。WebRTCのビデオ通話では、対応デバイスでのAV1ビデオのハードウェアデコードが利用可能になり、従来のソフトウェアデコードからの移行により再生効率の改善が見込まれます。さらに、暗号化キーを記録する設定の場合に、アドレスバーの盾アイコンから開くサイト情報パネルと設定画面で警告を表示するようになりました。アドレスバー提案機能は欧州の複数の国で拡張され、設定から制御できます。
修正と変更点の詳細。検索とUI操作性の見直し、Amazonの既定検索からの除外、サイドバー設定の更新
今回のリリースでは、WebRTC通話でのモバイル映像の向き不具合や、ページ読み込み中にアドレスバーが入力テキストを検索してしまう事象、WindowsでHDR動画が灰色がかって見える問題などが修正されています。YouTubeなどでの再生速度変更時の音声と映像の同期も改善され、全画面時に垂直タブのサイドバーが再表示されない問題や、Windows版で全画面動画の上にタスクバーが重なる問題も解消されています。Tabキーの挙動は見直され、検索エンジンボタンではなくテキストフィールドへ直接フォーカスが移るようになり、検索エンジンボタンへはShift+Tabでアクセスできます。標準の検索エンジンからAmazonが外れましたが、検索設定からカスタム追加は可能です。サイドバーは更新版が全ユーザーで利用可能となり、以前のレイアウト利用者には上部にパネル切り替えボタンが表示されます。設定からの「サイドバーを表示」オプションは削除されていますが、about:configでsidebar.revampをfalseに設定することで、2027年末まで旧サイドバーに戻せ、縦型タブも無効化されます。ページ内のalertやconfirm、prompt、色と日付ピッカー、フォームのオートコンプリートは、ページのライトまたはダーク配色に一致するようになりました。企業向けのポリシー更新とバグ修正はFirefox for Enterprise 157のリリースノートに記載されています。最新リリースでは多数のセキュリティ修正も含まれ、初参加のボランティアを含む開発者の貢献が紹介されています。
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