出店判断が人の勘に頼りがち。そんな課題に、AIで原価ならぬ立地ポテンシャルを瞬時に可視化する打ち手が出ました。SENSY株式会社は、山田食品産業株式会社にAI店舗開発DX「SENSY ジオスコープ」を本格導入しました。人口や交通量など膨大なデータを自動収集し、売上予測と要因を同時に提示します。分析に要していた丸一日から数十秒規模に短縮します。社内説明の迅速化にもつながる設計です。
売上予測と要因分析を自動化 外食特化の共創で実用性を高める
SENSY株式会社は2026年10月2日、山田食品産業にAI店舗開発DXサービス「SENSY GeoScope」を導入したと公表しました。関東を中心に「山田うどん食堂」を展開する山田食品産業では、出店基準が明文化されず、人口や12時間と24時間の交通量などを手作業で集めていました。候補物件への主観が混じるリスクや、1物件あたり丸一日から数日かかる工数が課題でした。ジオスコープは物件情報を入力すると、AIが売上予測とポジティブ要因、ネガティブ要因を同時に算出します。数十秒での可視化により、データ根拠に基づく会議資料としても活用でき、意思決定のスピードが上がります。小売で磨いた技術を外食に最適化し、ロードサイド特有の課題に対応したとしています。
活用は今後さらに広がる計画です。投資回収のシミュレーションや周辺相場と照合した適正家賃の可視化にも展開を予定しています。物件オーナーとの交渉材料としての利用も見据えます。山田食品産業の店舗開発部からは、一瞬で出力される予測値とコメントが現場の感覚と合致し、右腕のようだと手応えが示されています。情報企画部は、外食での実績が少ない段階から要望を取り込み、迅速に機能反映が進んだ点を評価しています。SENSY株式会社は外食全体の生産性向上に寄与するAIソリューションの提供を続けるとしています。人流や人口動態、周辺施設や競合など、多様なデータを組み合わせた分析が店舗開発を標準化する基盤になります。
詳しくは「SENSY株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















