AIで作った画像や動画を公開する前に、既存作品などとの類似性を確認する。米CopySightは、動画にも対応する「CopyScore V2」の提供開始と、300万米ドルの資金調達を発表しました。
動画の各コマを解析し、確認の記録も残す
COPYSIGHT AI, INC.は2026年10月30日、シードラウンドで300万米ドル、発表時の表記で約5億円を調達したと公表しました。リード投資家はMucker Capitalで、Taisu VC、Flint Capital、Yellow Rocks!も出資しています。同時に、画像に加えて動画のチェックにも対応する「CopyScore V2」の提供を開始しました。調達資金は独自の採点技術を企業の動画制作工程に組み込み、AI制作コンテンツの商用利用を支援するために活用します。
CopySightは、映像スタジオ、ゲーム会社、配信プラットフォーム、一般企業に向けた権利リスクの確認・管理サービスです。独自のCopyScoreで、他人の作品の権利を侵害するおそれと、制作物自体が著作権で守られる作品に当たるかという2点を評価します。確認する観点は、商標、キャラクター、ブランドや特徴的なデザイン、有名人の顔や姿、アート作品や作家の画風の5つです。動画は1コマずつ解析し、画像だけでは確認できなかった動画素材もチェック対象に加えます。
チェックの結果は、後から書き換えられない制作の記録として保存します。法務や制作の担当者が公開判断の根拠や、社内外への説明資料として使うことを想定しています。同社によると、2026年1月以降に処理した権利リスクのチェックは累計16万6,000件を超え、利用量は100倍以上に拡大しました。日本の制作会社や広告・マーケティング関連企業、クリエイターからの相談・試用も受け付けています。公開前の確認と、その判断過程の記録を一体で支援するサービスです。
見解として、確認結果を制作の記録として残す点が、単なる素材チェックとの違いです。動画対応により確認の対象が広がる一方、スコアを使ったリスク評価と、公開を決める担当者の判断を分けて捉えることが大切です。
詳しくは「COPYSIGHT AI, INC.」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















