野球の投球フォームやバッティングの動きを、スマートフォンで撮影するだけで分析できる。そんな技術の精度向上に向けた共同研究が始まりました。
株式会社SportsTech Japanは2026年11月1日、筑波大学体育系の川村卓教授と、野球の動作分析手法や評価指標の開発に関する共同研究を開始したと発表しました。
同社が提供する野球特化型AIプラットフォーム「Baselink AI」の分析精度を高め、科学的な知見に基づくフィードバックの実現を目指します。
スマホ1台で野球のフォームを分析! AIが練習をサポート
野球の世界では、選手の動作をデータで分析し、技術向上につなげる取り組みが進んでいます。
しかし、専用の計測機器やトラッキングシステムは導入費用や利用環境に制約があり、学校の部活動やアマチュアチームでは日常的に活用しにくいという課題があります。
SportsTech Japanが提供する「Baselink AI」は、スマートフォンで撮影した投球や打撃の動画を蓄積し、AIのサポートによって課題や改善ポイントを言語化・整理するサービスです。
専用の計測機器を必要とせず、普段の練習動画を活用できることが特徴です。
選手自身がフォームを振り返り、課題を把握することで、自主練習や技術改善につなげることを目指しています。
筑波大学の研究成果を活用、分析精度と評価指標を開発
今回の共同研究では、スポーツバイオメカニクスや野球の指導法を専門とする川村教授の知見を活用します。
研究テーマは「野球競技における打撃・投球動作の分析とデータ活用環境の構築」です。
主に、スマートフォンで撮影した投球・打撃動作を分析する手法と、選手の動きを客観的に評価する指標の開発に取り組みます。
さらに、蓄積された動作データをもとに、選手に適した評価コメントやフィードバックを作成する方法も研究します。
これまで指導者の経験や感覚に頼る部分があったフォーム評価に、科学的な分析を取り入れることが狙いです。
なお、今回発表された分析精度の向上や新たな評価指標は、共同研究を通じて開発を進めるものであり、すべての機能が実装済みというわけではありません。
AIでスポーツ指導はどう変わる? 育成年代への普及にも期待
SportsTech Japanは、専門的な指導を受ける機会が限られる選手にも、科学的なサポートを届けることを目指しています。
スマートフォンを活用した動作分析が普及すれば、学校の部活動や地域のクラブチームなどでも、日常の練習をデータに基づいて振り返りやすくなる可能性があります。
また、指導者にとっても、選手の動きを客観的に確認するための補助的な情報として活用が期待されます。
今回の産学連携は、AIとスポーツ科学を組み合わせ、野球の指導環境をより身近なものにする取り組みです。
今後、共同研究の成果が「Baselink AI」にどのように反映され、選手や指導者の練習を支えていくのか注目されます。
詳しくは、「株式会社SportsTech Japan」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















