熊本県菊陽町にTSMCなど半導体企業が集積する中、三菱UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティングが包括連携協定を締結しました。新駅や公園拡張を含む「成長しつづける町。」実現に向け、金融・調査の力で地域を一体支援します。驚きの4分野連携とは何か。
協定が描く「4分野」での具体的連携
三菱UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、熊本県菊池郡菊陽町と地域活性化に関する包括連携協定を締結しました。背景にはTSMCをはじめとする半導体関連企業の立地拡大があり、地域の急速な変化に対応するための先手の協働です。三菱UFJ銀行は2024年4月に「半導体バリューチェーン推進室」を立ち上げ、金融面から産業全体を後押しする体制を整えています。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは2022年6月に「スポーツ戦略室」を設置し、菊陽町へのスポーツ施設誘致支援などの実績を有します。
協定は(1)新産業創造・産業振興、(2)社会課題解決、(3)スポーツ関連施設、(4)人材育成の4分野を柱に据えます。町が掲げる菊陽杉並木公園の拡張整備やJR豊肥本線三里木―原水間の新駅設置といった具体的計画に対し、資金面や調査・計画立案の両面で支援を行う狙いです。金融とコンサルの連携により、プロジェクト設計、企業誘致、スポーツ施設運営の戦略立案、そして産業ニーズに応じた人材育成を一体的に進めます。住環境と産業のバランスを保ちながら「成長しつづける町」の実現を目指す協定です。
詳しくは「株式会社三菱UFJ銀行」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















