ジョイフルは2025年10月21日から、全国の客席で従業員を介さず会計できる「テーブル決済」を開始します。QRコードを読み取り、注文からクレジットや各種QR決済までスマホで完結する新サービスです。
テーブル決済の使い方と運用ポイント
ジョイフルが導入するテーブル決済は、各テーブルに設置されたQRコードを来店客がスマホで読み込み、メニュー注文後にクレジットカードやQRコード決済で決済を完了する仕組みです。決済完了画面が表示されれば会計は完了となり、退店時は伝票をレジ台近くの回収BOXへ入れるだけで済みます。QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標であることも案内されています。導入開始日は2025年10月21日、公式アプリ機能の充実や既に全店導入済みのQR決済と合わせたデジタル施策の一環として運用されます。
運用では一部店舗が対象外である点にも留意が必要です。ホテル内店舗や離島・空港内の店舗、通信環境が不安定な店舗などは対応しておらず、具体的には山口、福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の一部店舗がリリースで挙げられています。現場では利用者への案内や回収BOXの配置、決済トラブル時の対応フローを整備することが求められます。公式アプリとの連携でクーポンや会員サービスが即時反映される点も明記されており、既存のデジタル施策との相乗効果が見込めます。
この取り組みは顧客利便性と店舗の業務効率化を同時に狙うもので、スマホひとつで完結する会計体験を全国チェーンで展開する点が特徴です。導入にあたっては、非対応店舗の存在や高齢者などスマホを使わない客層への配慮、決済のセキュリティ対策、運用ルールの周知が重要です。ジョイフルは今後もデジタル施策を積極活用し、顧客満足度の向上に努めるとしています。
詳しくは「株式会社ジョイフル」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
