宮崎市役所市民課は、マイナンバーカードを使った「スマホ転出届」の利用促進に向け、職員執筆の短編小説『MOVING』を核とする広報を展開しました。令和6年6月の窓口アンケートでは、約70%が「スマホで転出届ができることを知らなかった」と回答し、回答者の90%が署名用電子証明書を設定済みである実態が判明しました。転出者の約5割を占める20代を主対象に、SNS発信で認知拡大を図った結果、前年3月比でスマホ転出届は851件から1360件へ、509件増となりました。窓口来庁の削減に直結し、利便性と混雑緩和の両面で効果が示されています。年代別では20代が55%から72%へ上昇し、全体は47%から65%へ改善しました。
話題化の仕掛けとして、小説を広告媒体に用いたアイデアを採用しました。宮崎市公式Xで全3話を公開し、市ホームページでも閲覧可能としています。市内のTSUTAYA BOOKSTORE 宮交シティと蔦屋書店 宮崎高千穂通りで小説ブックカバーを無料配布し、実店舗での接点を創出しました。地元のテレビや新聞でも取り上げられ、ポスターと小説を通じて多面的に周知が進みました。さらに、行動経済学のナッジ手法を用いてホームページを設計し、スマホ転出の導線を最短化。マイナンバーカードと署名用電子証明書があれば短時間で手続きできる点を明確に示しました。市は「スマホで5分」を掲げ、スマホ転出が当たり前になる環境づくりを継続します。
年代別のスマホ転出割合は、10代が51%から59%、30代が46%から60%、40代が36%から55%、50代が37%から60%、60代が21%から40%、70代以上が14%から25%へ上昇しました。市は今後も認知の維持と利用環境の分かりやすさ向上に取り組むとしています。
詳しくは宮崎市役所の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 權






















