株式会社サイバーエージェントは、サイバーエージェント次世代生活研究所 α世代研究室で「α世代の生成AI利用実態調査」を実施し、利用経験と主要ツールの利用率を公表しました。α世代はデジタルネイティブかつAI世代として位置づけられ、スマートフォンと同様に生成AIが生活へ自然に組み込まれている点が明らかになりました。中学生の利用経験は72.6%、高校生は83.5%で、高校生女子は87.9%に達します。生成AIを知らない層は中学生14.3%、高校生10.1%にとどまり、接触機会の広がりが示されています。全世代比較では若年層ほど利用経験が高く、大学生86.3%が最も高い一方、50代社会人は53.0%となりました。調査は全国7~59歳を対象にインターネットで行い、11,147サンプルの有効回答を得ています。
中学生はChatGPTが約5割 ボイスアシスタントも上位に並ぶ
中学生の生成AIツール利用経験率では、ChatGPTが48.7%で首位でした。次いでGoogle Geminiが25.0%となり、チャットボット型の利用が中心であることが分かります。Siriが24.2%、Alexaが14.3%、Google アシスタントが13.5%と、ボイスアシスタントも上位に入りました。Google AI modeが16.7%、Microsoft Copilotが10.3%と、検索やOSに組み込まれた機能経由の接触も一定の比率を占めています。意識せずに生成AIに触れる利用文脈が拡大していることが特徴です。中学生段階でも回答作成や検索補助、音声操作など、日常のタスクに生成AIを取り込む動きが可視化されました。利用経験者が半数近くに達している点は、基礎学習やコミュニケーションにおけるAI活用の裾野の広さを示します。
高校生はChatGPTが74.4%に上昇 クリエイティブ領域でCanvaが倍増
高校生ではChatGPTの利用経験率が74.4%に伸長し、中学生から大幅に上昇しました。性別では高校生女子が87.9%で男子の78.8%を上回り、約9ポイントの差が見られます。さらに、デザインAIのCanvaは中学生で約6%未満だったところから、高校生で12.1%まで倍増しました。コンテンツ作成や資料化などアウトプットの質を高める目的でのツール活用が広がっている点がうかがえます。学習や部活動、課外プロジェクトなどでの用途が想定され、テキスト生成中心からクリエイティブ作業へと利用がシフトしています。高校生全体の利用経験83.5%という水準が、日常的なAI接触の定着を裏づけています。知らない層が1割程度にとどまる状況は、今後の活用範囲の拡張を示唆します。
若年層ほど高い利用経験 全体比較で大学生86.3%、50代社会人53.0%
全世代比較では、最も高いのが大学生86.3%で、次いで高校生83.5%、中学生72.6%の順でした。対照的に、20代社会人以降は年齢上昇とともに経験率が低下し、50代社会人は53.0%となります。学生層と社会人高年層の間には20から30ポイント超の差が生じ、生活文脈と学習環境におけるAIの浸透度の違いが数字に表れました。α世代はデジタル接触の初期から生成AIを同時に使い始めており、情報検索や創作、コミュニケーションの場面で自然利用が進んでいます。少子化で最も人口が少ない世代である一方、進化したテクノロジーと共生する特性が注目されます。今後の動向把握は次世代の生活様式や価値観を理解するうえで重要です。
調査設計と注意事項
本調査はインターネットリサーチで全国を対象に実施され、対象は7~59歳で15歳未満は親の代理回答です。有効回答は11,147サンプル、期間は2026年1月29日から2月2日、実施主体はサイバーエージェント次世代生活研究所 α世代研究室です。調査では13~16歳をα世代と定義しています。各生成AIツールの利用は各社の利用規約に準拠することが前提であり、未成年の規約外利用を推奨するものではありません。サイバーエージェント次世代生活研究所は、Z世代を中心に若年層の消費者研究やマーケティング支援を行い、調査やインサイト開発、施策立案、商品開発などを通じて知見を蓄積しています。今後もα世代の生成AI接触と用途の広がりを継続的に把握する方針です。
詳しくは「株式会社サイバーエージェント」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部 權






















