バスターミナル東京八重洲は、独立行政法人都市再生機構と京王電鉄バスが整備と運営を進めています。第2期エリアとなる地下Aは、東京駅の八重洲北口と八重洲中央口から八重洲地下街を経由し、地下レベルで直接アクセスできます。新たに乗降用7バースに待機用2バースを備えます。第1期の地下Bと合わせ、乗降用バースは13となり、東北、北陸、甲信越、東海、関西、四国、九州と首都圏を結ぶ結節点としての機能が高まります。現在整備中の第3期エリアである地下Cの竣工後に地下Bと接続し、2029年の全体開業時には乗降用20バース、約21,000平方メートルの国内最大級ターミナルとなる計画です。第2期開業に合わせ、第1期エリアは「バスターミナル東京八重洲 地下B」として分類されます。
地下Aには、チケットカウンター、待合スペース、トイレ、授乳室、コインロッカーを設置します。今後はコンビニエンスストアや観光案内所も順次整備し、快適かつ円滑な利用環境を整えます。チケットカウンターは南北2つのエントランスの中間に配置し、いずれの入口からも利用しやすい設計です。施設内には大型サイネージを複数設置し、発車時刻や乗り場をすぐに確認できます。待合付近の自動券売機では予約不要便のチケットを販売し、オンライン予約の利用者はサイネージで情報確認後に直接バースへ向かえます。待合スペースは床や天井の色調や高さで動線と滞留を視覚的に区分し、100席を超える座席で混雑緩和と快適性を両立します。排気ガスの侵入を抑制する設計を採用し、空気環境にも配慮しています。
トイレは劇場やホールと同等基準で必要数を確保し、スーツケースを持ったまま利用できる広めの個室としています。コインロッカーは合計283個で、スキー板やスノーボードが入る特大サイズを含め、高速バス利用者の荷物に合わせた配置です。また、複数エリアで構成される特性を踏まえ、北側から地下A、地下B、地下Cの表示に統一した案内サインを策定しました。色覚バリアフリーに配慮した配色で視認性を高め、初めてでも迷いにくい導線を実現します。ナンバーサインは「エリア表記AからC」と番線の組み合わせに統一し、地下Aでは進行方向正面のデジタルサイネージや出入り口両側壁面への表示で、限られた通路幅でも視認性と開放性を確保します。降車中心のA05からA07では、出口方向や目的地を示す壁面誘導サインを導入し、昭和40年頃のバス路線図をモチーフにしたグラフィックで道中の楽しさと圧迫感の軽減を図ります。
空間演出にも力を入れ、日本の四季を撮り下ろした自然風景写真をサッシのガラス面にダイナミックに配置しました。エントランスの大型ガラススクリーンには四季の自然風景動画を投影し、出発前の期待感を高めます。国際都市東京の玄関口として、海外からの利用にも配慮しています。運営面では、京王電鉄バスと株式会社Will Smartが第1期で共同開発した独自のスマートターミナルシステムを活用します。案内表示、構内放送、ダイヤ情報をクラウドで連携し、管制室から一元管理することで、省人化と業務効率化を図ります。改札開始や乗り場変更などをサイネージでリアルタイム表示し、事前登録者にはメールでも通知します。この統一運営により、複数エリアにまたがる全体のサービス品質を維持しつつ、移動や待ち時間の効率を高めます。
見解地下直結で拡張する段階整備は、路上分散を解消し鉄道との乗換え利便を押し上げます。統一サインとSTSの一元運用が、混雑フェーズでも迷わない導線と運行情報の即時性を支える鍵になります。
詳しくは「独立行政法人都市再生機構」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















