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消費者の56%が「決済時の認証」に不安。Visa調査で判明した、EC成長を阻む「見えない壁」

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国内の一般消費者向けオンライン販売を行う法人と、20〜69歳の男女を対象に実施されたオンライン決済に関する調査結果が示されました。調査はマクロミルに委託し、事業者側の有効回答は1,854サンプル、消費者側は2,070サンプルで、いずれも2025年12月にインターネット調査として実施されています。結果として、EC市場の拡大期待が強い一方、購入プロセスでの離脱や決済時の不安といった課題が浮き彫りになりました。企業規模が大きいほどEC成長への期待が高まり、同時に離脱の認識も強まる点は注目されます。消費者側でも、クレジットカードの利用が最も高く、スピードや手間の少なさが評価される一方で、カード情報の入力や認証に起因する不安や不便が離脱の契機となっています。安心とスムーズさを両立する決済体験の設計が、今後のEC成長の鍵であることが確認されました。

企業の85%がEC売上の増加を見込む 決済入力負荷による離脱が懸念に

事業者調査では、今後EC売上が増加すると考える企業が85%に達しました。内訳として「とても増えると思う」が33%、「多少増えると思う」が52%で、企業規模が大きいほどこの傾向が強いとされています。決済手段の採用状況では、クレジットカード決済が約86%で最も多く、選定や導入の理由には、対象ユーザーの多さや利便性の高さに続き、セキュリティの優位性が挙げられました。購入プロセスにおける離脱については、約8割の事業者が発生を認識しており、特に従業員500名以上の企業では約9割に及びます。離脱の背景には、カード情報や氏名などの入力を面倒だと感じて購入を諦める懸念があり、これを心配事に挙げた企業は約3割に達しました。さらに、今後も取り組みが必要な点として、サイバーセキュリティや不正取引への対応を約4割の企業が挙げています。結果として、ユーザー体験の向上と不正対策の強化を並行して進める必要性が明確になりました。

消費者の過半数がEC利用頻度と金額の増加を実感 入力や認証の負担が離脱を誘発

消費者調査では、3年前と比べてオンラインショッピングの利用回数が増えた人が52%、利用金額が増えた人が53%でした。決済方法では、各サイトやサービスでクレジットカードの利用が最も高い結果であり、理由は「ポイントが貯まる」が55%で最多です。次いで「決済が早い」が43%、「手間がかからない」が37%となり、スピードと簡便さが支持の根拠になっています。一方、購入途中での離脱経験は少なくなく、カード情報の入力や認証に不安を感じた人は56%に上ります。不便に感じた人も31%で、決済時のカード情報入力や認証が負担となる実態が確認されました。特に、クレジットカード情報を毎回入力する層では、カード情報入力箇所での離脱が高い傾向が見られ、入力回数や項目数が行動を阻害する要因になりやすいといえます。利便性の高さで選ばれるクレジットカードが、入力や認証の負荷によって離脱を招く可能性がある点は、サービス設計上の重要な示唆となります。

EC成長を後押しするのは「簡単・早い・安全」のチェックアウト クリック決済への関心も

調査結果を踏まえると、EC拡大の基盤となるのは、安心安全とスムーズな決済体験の両立です。事業者は、チェックアウトでの離脱要因を減らすために、入力の手間を抑えつつ不正対策を強化するバランスが求められます。消費者側では、入力や認証に対する不安や手間を軽減する工夫が、購入継続につながることが示されています。こうした背景から、入力の手間や毎回の情報入力に対する不安を軽減し、簡単かつ早く安全なチェックアウト体験を提供するクリック決済への関心が高まりつつあるとされています。あわせて、クレジットカードが広く活用されている現状では、利便性の高さとセキュリティの強化を同時に満たす取り組みが、ECの信頼性向上に資すると考えられます。ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は、より安心安全で利便性の高いシームレスな決済体験の提供に継続して取り組む姿勢を示しています。今後も、事業者調査と消費者調査の双方から得られた事実に基づいて、決済体験の改善がECの成長を支える潮流が続くとみられます。

詳しくは「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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