機内インターネットの主導権争いが新局面に入ります。アマゾンの低軌道衛星通信「レオ」が、デルタ航空と機内Wi‑Fi提供で契約を締結しました。提供開始は2028年の予定です。対象はデルタの500機で、まず米本土路線から展開します。契約条件や金額は非公表です。競合するスターリンクの採用が広がる中での動きです。航空分野におけるアマゾンの主要提携は2件目となります。
スターリンクに対抗する新布陣。デルタ500機での開始と既存提携の広がり
アマゾンは、低軌道衛星を用いる通信サービス「レオ」でデルタ航空と合意しました。デルタの新造機にレオの端末を設置し、2028年から米本土のデルタ便でサービスを始める予定です。デルタ航空の最高マーケティングプロダクト責任者であるランジャン・ゴスワミ氏がスケジュールを示しています。契約の詳細条件や金額については明らかにされていません。対象機数は500機です。導入順序は新型機からとなります。
アマゾンはすでにジェットブルー航空とも契約しています。航空分野での主要な提携としては今回が2件目です。一方、スターリンクはユナイテッド航空やアラスカ航空、ハワイアン航空と契約を結んでいます。さらにサウスウエスト航空も機内でスターリンクを利用する契約を先月発表しています。航空会社ごとに採用動向が分かれる中、デルタの選択は機内接続の選択肢を広げる材料になります。競争環境は複数の低軌道衛星網が並走する構図です。
今回の提携は、機内Wi‑Fiの品質やカバレッジの刷新につながる可能性があります。提供開始が2028年と示されているため、機材搭載や運用準備に時間軸を置いた展開です。まず米本土路線から始める計画で、段階的な拡大が見込まれます。設置対象が新型機である点は、改修工期や運航影響を抑える観点がうかがえます。ジェットブルーに続くデルタでの導入は、アマゾンの航空領域での足場づくりを示します。スターリンクとの対抗関係は今後も注目点です。
航空会社にとって、機内インターネットは顧客体験の差別化要素です。低軌道衛星の採用が広がることで、遅延低減や高スループットが期待されます。複数陣営の競争が、サービス品質や提供条件の改善を促す可能性があります。今回示された情報は、開始時期、対象規模、対象地域、設置機材の種別に関する事実です。費用や乗客向けの最終的な提供条件は開示されていません。今後の追加発表で詳細が明らかになる見通しです。
アマゾンのロゴ写真は2025年11月にフランスで撮影されたものです。報道はロイターによります。記事に付随する関連トピックには、他航空会社の動向が含まれます。デルタ側のコメントは最高マーケティングプロダクト責任者が担っています。記載の日時や地名は報道ベースの情報です。契約表現は締結として伝えられています。
見解として、デルタの500機規模の採用は、低軌道衛星を軸とする機内接続の勢力図に影響を与える可能性があります。開始が2028年である点から、装備搭載と運用検証を踏まえた計画的ロールアウトが要点だと考えます。
詳しくは「ロイター」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















