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今日の献立をAIが作る時代へ? 味の素が給食向けAIサービス開始

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味の素株式会社は、株式会社カイテクノロジーと協働開発したAI献立自動生成サービス「AI献立プランナー」の商用版を2026年5月に販売開始しました。対象は日本国内で、まずはカイテクノロジーが提供する栄養・給食管理ソフト「Mr.献ダテマンWeb」の連動機能として導入されます。両社は2025年7月から給食事業会社5社と実証実験を実施し、管理栄養士の業務負荷軽減に資する効果を確認しています。一部では献立作成業務の負荷が約70%削減見込みという有意な結果が報告されています。商用版では、実証で得られた知見を取り込み、AIによる献立自動生成の精度と操作性を強化しました。販売開始時期は2026年5月11日で、価格は1施設あたり月額5,467円の参考売価と案内されています。

提供開始の背景 給食現場の人手不足と管理栄養士の高い業務負荷に対応

給食業界では人手不足が慢性化し、手作業中心の献立作成が管理栄養士の大きな負担となってきました。部門や施設ごとに異なる栄養基準や原価管理、献立品質の均質化などを同時に満たす作業は複雑で、現場の負荷増大につながっていました。味の素株式会社とカイテクノロジーは、こうした課題に対処するため、管理栄養士が設定する条件を満たす献立をAIで自動生成する仕組みを開発しました。2025年7月からの実証実験では、給食事業会社5社とともに、栄養素や原価の平準化、献立品質の向上に向けた料理選定や修正のプロセスを検証しています。現場の管理栄養士や栄養士が実務で評価した結果、業務負荷軽減につながるメリットが確認されました。この成果を受け、商用提供に至ったと案内されています。

商用版の主な特長 実証で得た知見を反映しAI生成と操作性を強化

商用版AI献立プランナーは、給食現場ごとのルールに合致した献立を、1日1食から3食まで、最大で数カ月分一括生成できることが特徴です。味の素株式会社独自のアルゴリズムとGUIを搭載し、施設事情に合わせた柔軟なカスタマイズと直感的な操作性を両立しました。SaaSとして提供されるため、汎用性が高く、環境に依存せず導入しやすい点も挙げられます。実証実験の過程で献立作成者から要望があった便利機能も追加実装され、さらなる負荷軽減が期待されます。対象の献立形態は常食で、今後は機能アップデートを随時実施し、展開食の自動化を検討していくと説明されています。価格は参考売価として月額5,467円で、税抜は4,970円、別途「Mr.献ダテマンWeb」利用料と初期導入サポート費用が必要です。

導入スキームと対象範囲 まずは実証参加5社へ導入し順次拡大

提供形式は、カイテクノロジーの「Mr.献ダテマンWeb」との連動機能として展開します。まずは実証実験に参加した給食事業会社5社への導入を進め、その後、順次ほかの給食事業会社へ販売を拡大します。販売対象国は日本国内で、対象施設は高齢者施設、幼稚園・保育所とされています。開始日は2026年5月11日で、サービス名は「AI献立プランナー powered by Ajinomoto Co.」です。将来的な海外展開も視野に入れ、味の素グループの一部海外法人と連携に向けた検証を進めるとしています。サービスはSaaSとして提供され、給食管理や献立作成を支援する形で運用に組み込まれます。必要な条件や具体的な導入手順は、連動先ソフトの運用に沿って進められる構成です。

実証で確認された効果 栄養と原価の平準化、約70%の負荷削減見込みも

実証実験では、栄養素や原価の平準化、原価抑制、献立品質の向上に向けた料理選定と修正をAIが支援することで、現場の献立作成業務の負荷軽減が確認されました。特に一部のケースでは、献立作成業務負荷がおよそ70%削減見込みと報告され、有効性の高さが示されています。報告は実証参加企業の一社である株式会社アルスの案内に基づくものです。これらの知見が商用版のアルゴリズムや操作設計に反映され、現場適合性の高い仕様に仕上がっています。今後は順次機能アップデートが予定され、展開食の自動化などの機能検討が進みます。導入初期の効果測定と活用定着に向けた継続的な改善が見込まれます。

詳しくは「味の素株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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