2026年5月1日(金)、SHIROが香港初出店となる「SHIRO K11 Musea」をオープンしました。5月1日にオープンした「SHIRO K11 Musea」は、単なる海外進出の1店舗ではありません。香港の歴史を象徴する「竹」と「ブリキ」を再生した空間で、廃棄されるはずだった香料を自分の手で蘇らせる――。ブランドの哲学を反映し、香港の歴史背景にリスペクトを込めた特別な空間となっています。
香港の「無形文化遺産」を什器に。竹とブリキが紡ぐ循環の物語
香港のアートと文化の聖地「K11 MUSEA」に誕生したこの新店舗は、一歩足を踏み入れた瞬間にこの街の歴史への深い敬意を感じさせます。設計を担当した小倉寛之氏が着目したのは、香港の象徴的な風景である「竹の足場(搭棚)」と、古い集合住宅「唐楼」で見られる「ブリキのポスト」でした。
これらの資材は通常、役目を終えれば廃棄されてしまいますが、SHIROはそれらを什器やカウンターとして再構築しました。歴史の傷跡や色の変化をあえてデザインとして見せることで、ブランドが掲げる「自然の素材を余すことなく使う」という姿勢を視覚的に表現しています。パブリック通路に面したストックヤードをあえて公開し、ロゴも手描きで仕上げるなど、情報の透明性とクラフトマンシップを両立させた空間設計は、ブランドの誠実さを物語っています。
プロトタイプを「未完成」で終わらせない。ゼロブレンダーラボの挑戦
最大の見どころは、香港限定で登場した「ゼロブレンダーラボ」です。ここでは、製品化の過程で繰り返し作られた「試作香料」や、惜しくも製品化に至らなかった「廃棄予定の香料」を、ユーザー自らがブレンドしてオリジナルのフレグランスミストを作成できます。
開発中の香料は、敬意を込めて「プロトサボン」や「プロトホワイトリリー」と命名。調香師のように感性を研ぎ澄ませ、廃棄されるはずだった素材に「自分だけのストーリー」を吹き込むこの体験は、一方的な消費を越えた新しいものづくりの形を提示しています。廃棄されるはずだったものにあなただけの新たなストーリーを描く、ものづくりの原体験を味わえる空間となっています。
「花茶」で香港の湿気をハックする。デジタルとリアルのシームレスな融合
香港限定の香りとして発表された「花茶オードパルファン」は、高温多湿な香港の気候に合わせたリフレッシュ感のある設計が特徴です。地元の茶文化にインスパイアされたこの香りは、柑橘からバジル、そして優しいムスクへと変化し、香港の日常に活力を与えます。
また、実店舗のオープンに先駆けて4月27日には香港公式オンラインストアも稼働。SHIROは現在、日本を含む7カ国でECを展開しており、世界中のファンがどこにいてもブランド体験を共有できる体制を整えています。オフラインの「体験」とオンラインの「利便性」をシームレスに繋ぐ戦略は、グローバル市場におけるSHIROのプレゼンスをさらに強固なものにするはずです。
見解として、廃棄物を「マイナス」から「付加価値」へと変換するSHIROのアプローチは、2026年におけるサステナビリティの正解の一つです。 モノが溢れる時代、ユーザーが求めているのは「自分が参加することで何かが救われる」という手応えのある体験。このラボはその欲求を完璧に満たしています。
詳しくは「SHIRO」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















