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システムを入れるほど「仕事が増える」。自治体ツールの定着失敗、最大の原因は“多機能すぎ”?求められるのは、ITが苦手でも使えるシンプルさ

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rakumo 株式会社は、庁内ツールを導入済みの自治体でDX推進や情報システム管理などを担う職員115名を対象に、活用と定着に関する実態調査を実施しました。導入後の定着には大きな壁があり、以前のやり方への逆戻りは一部が戻った60.0%、大部分が戻った18.3%で、完全移行は16.5%でした。導入時の現場反応は、忙しくて操作を覚える時間がないが38.3%、説明会やマニュアルでも理解しきれないが37.4%、画面が複雑で操作がわかりにくいが36.5%と、操作や習得の負荷が目立ちます。調査はIDEATECHのリサピーによるインターネット調査で、期間は2026年4月2日から3日です。

逆戻りの理由は、周囲の職員が使っておらず自分だけでは完結しなかったが47.8%で最多でした。操作に慣れず従来の方法の方が早かったが44.4%、機能が業務の実態に合っていなかったが36.7%、トラブルや不具合への対処不能が27.8%と続きます。定着支援の工数では、非常に多くの時間を割いているが14.8%、ある程度が60.0%で、7割超が時間を投じています。それでも、説明会に参加しても実務で活用できていないが46.8%、マニュアル未読で直接問い合わせが40.5%、人事異動ごとの再教育も40.5%でした。

運用負担では、機能が多すぎて難しそうと敬遠が37.4%、設定やカスタマイズが複雑で管理側の負担が重いが35.7%、利用機能が限られコストに見合っていないが33.0%、操作メニューが多く到達しにくいも33.0%でした。選定で重視したい点は、ITが苦手でも使えるシンプルさが46.1%、直感的に操作できるUIが40.0%、紙やアナログからスムーズに移行できる仕組みが38.3%です。今後の導入検討でUIや操作性を機能と同等以上に重視するは合計69.6%となり、使いやすさが不可欠であることが示されています。

実務の具体アクションとしては、短時間で効果が出る業務から着手し、頻用機能に絞った権限設定や画面の選択肢整理を行うことが有効です。関係部署をまたいだ必須プロセスの統一や、承認と通知の一元化で、周囲が使わず完結しない課題の緩和が期待できます。アップデート時の変更点を迅速に共有し、問い合わせ集中を防ぐ運用も定着に寄与します。

詳しくは「rakumo 株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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