NTT株式会社が、海外スタートアップ協業推進プログラム「NTT Startup Challenge」を2024年、2025年に続き3年連続で実施します。2026年はNTT DATA, Inc.が本格参画し、NTT東日本やNTT西日本、NTTドコモ・ベンチャーズなど計15社で共同開催します。2025年の実績として、ピッチコンテストには東南アジアから約1,200社の応募が集まり、推薦制のマッチングでも約150社がパートナーから推薦され、協業が生まれています。2026年は対象地域を拡大し、東南アジア、韓国、台湾、香港に加えて、オーストラリアとインドを新たに含めます。NTTグループは海外スタートアップエコシステムとの連携を通じ、新規事業の創出を加速させる考えです。
プログラムは二本柱で実施されます。推薦制マッチングのPartnership Dayは、NTTとNTT DATAの共同開催となり、NTT DATAのOpen Innovation Programと連携します。対象は東南アジアのスタートアップで、現地開催はシンガポール、会期は2026年9月1日と2日にOpen Innovation Program、9月3日にPartnership Dayが予定されています。参加予定パートナーは、域内のベンチャーキャピタルや政府系機関、大学、現地企業とされています。もう一方のPitch Dayは、APACとインドのスタートアップが対象で、昨年を上回る応募を見込みます。最終審査では10社が登壇し、入賞企業には報奨金に加え、CVCからの出資検討やICTリソース、グループ各社の内部利用の機会が提供されます。
CVCの活用も強化されます。NTTグループは2025年12月に東南アジア特化の投資ファンド「Synexia Ventures」を組成し、2026年4月にはSECAI MARCHEへの第一号出資を実施しました。さらに、出資先Transcelestial社の技術については、NTTアドバンステクノロジが2026年2月から国内で商用導入を開始しています。2026年のプログラムではSynexia Venturesと連動した出資体制を通じ、協業に加えて中長期的なパートナーシップの構築を進める方針です。Pitch Dayは2026年11月11日にインドネシア・ジャカルタのSOEHANNA HALLで開催され、一次審査はNTTとグループ各社、最終審査は主要ベンチャーキャピタルやパートナー企業、NTTおよびグループ幹部が担当します。
NTT Startup Challengeは、参加各社の事業課題と顧客課題を起点に具体的な協業検討を促し、東南アジアでの新規事業創造をめざします。日本展開に関心を持つスタートアップには、参加各社からの支援も検討されます。SGInnovateのHsien-Hui Tong氏は、グローバル企業であるNTTの役割と本プログラムの重要性を強調しています。Synexia VenturesのKuan Hsu氏は、同プログラムがアジアのスタートアップとNTTグループを結ぶ架け橋として発展していると述べ、参加を呼びかけています。協業成果はこれまでに60件以上が進捗しており、2026年は地域拡大と投資機能の連動で、共創の実現性を一段と高める構えです。
詳しくは「NTT株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部





















