銀行アプリを開いて残高をチェックする。そんな毎日の当たり前が、今日から完全に過去のものになります。三菱UFJがチャットGPTを舞台に、私たちの日常のお金の確認を劇的に変革する新サービスを始動しました。なぜAIに話しかけるだけで、日々の複雑な収支や家計の状況をスムーズに把握できるのでしょうか。
マネーツリーのインフラとエムットが融合した対話型バンキングの全貌
日常の「お金のあれこれ」を管理する際、複数の銀行口座を横断して確認する手間がありました。また、立て替えによる実質的な残高が把握しづらいといった不便さも、多くの人が抱える共通の課題でした。株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と株式会社三菱UFJ銀行は、こうしたユーザーの不安や手間に寄り添うリテールのサービスブランド「エムット」を展開しています。エムットでは、日常の金融行動をスマートにサポートする顧客体験の提供をめざしてきました。両社は2025年11月12日にAIを活用したサービス創出に向けた取り組みを公表しています。今回は2025年11月に掲げた戦略の具体化として、2026年5月28日より生成AIを活用した新たな金融体験の提供を開始しました。
この革新的な顧客体験を支えるのは、三菱UFJ銀行の連結子会社であるマネーツリー株式会社です。同社が提供する金融データインフラ「Moneytree LINK」を活用します。今回の取り組みでは、「Apps in ChatGPT」を通じて、金融データをより直感的に活用できるサービスを実装しました。すでに資産管理サービス「Moneytree」を利用している既存のユーザーであれば、すぐに利用可能です。登録済みのメールアドレスとパスワードを入力し、ChatGPT上でアカウントを連携させるだけでスムーズにサービスを試すことができます。これにより、ユーザーは個別の専用アプリを何回も開いて画面を細かくチェックする必要がなくなります。おなじみのチャット画面で会話を進めるだけで、口座残高や取引明細といった複雑な資産情報をその場で瞬時に把握できるようになります。
実際の利用シーンでは、チャット画面で自然な言葉を使って問いかけるだけです。必要なデータが会話の流れの中で分かりやすく整理されて提示されます。例えば、「先週の取引を確認したい」「接続しているすべての口座と残高を確認したい」といった問いかけに対応します。「今月の出費をカテゴリごとにわけて見たい」といった具体的なお願いに対し、AIが瞬時に関連データをまとめて表示します。なお、気になるデータの取り扱いについては、OpenAI OpCo,LLCおよびマネーツリーに適用される規約等に基づき、必要な統制が徹底されています。連携するデータはサービスに必要な範囲のみに限定されます。ユーザーへの適切な説明による透明性の確保や、アクセス管理の継続的な見直しも行われます。MUFGは今後も機能の段階的な拡張を検討しながら、AIと金融データを組み合わせた新しい顧客体験の創出を推進していく方針です。
見解として、なじみ深いチャット画面をそのまま金融の相談窓口へと変貌させ、確認の手間をゼロにする見事なリテールDXです。 金融インフラのデータをAIと安全に結びつけるこの仕組みは、ユーザーが自然体でお金と向き合える新しい未来のスタンダードとなるでしょう。
詳しくは「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部
https://www.mufg.jp/pressrelease/2026/index.html





















