「あの上司、人によって態度が違いすぎる……」そんな不満を抱いたことはありませんか。エン転職が実施した最新の調査で、なんと9割以上のビジネスパーソンが「困った上司」に悩まされている衝撃の実態が浮き彫りになりました。理想の上司像から見えてくる、現代の組織が直面するシビアな課題に迫ります。
主観による不公平な態度への拒絶と的確な判断を求める部下の本音
総合転職サイト『エン転職』は、2026年4月1日から5月6日にかけてユーザー1,390名を対象に「理想の上司」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、これまで「困った上司」のもとで働いた経験がある人は91%にのぼり、実に9割以上に達していることが判明しました。具体的な不満のトップは「人によって態度を変える(62%)」でした。次いで「いざという時に部下を守らない(56%)」、「指示・指導が曖昧(54%)」が続いています。同じミスをしてもお気に入りの人かどうかで叱り方を変えたり、気に入らない人には仕事を振らなかったりする露骨な対応が目立ちます。また、間違いが見つかった時に他人のせいにしたり、指示が不明確な上に質問しても取り合わなかったりする上司もいます。こうした主観や保身による不透明なマネジメントに対し、現場の働き手は強いストレスと拒絶反応を示しています。
この不満の裏返しとして、働く人々がリーダー層に最も強く期待しているのは「公正・公平に評価してもらえる(63%)」ことでした。さらに「自分の意見や考えに耳を傾けてもらえる(59%)」、「的確な判断をしてもらえる(56%)」が上位を占めています。感情や好悪に左右されない、客観的で透明性の高い評価軸が求められている実態が伺えます。一方で、今までに「尊敬する上司」に出会ったことがあると答えた人は69%でした。その尊敬できる要素としては、「いざという時に部下を守る」「指示・指導が的確」「知識や経験が豊富」の3項目がそれぞれ59%の同率トップに並んでいます。部署間の対立から見えないところで守ってくれたり、個人のスキルのせいにせずコミュニケーションで問題を解決しようとしたりする姿勢が評価されています。ゼロから的確に業務を教え、プラットフォームの最新情報を自らキャッチしにいくような確かな行動力が信頼を集めています。
有名人や芸能人を対象とした「理想の上司ランキング」では、男性部門トップが「内村光良」さん、女性部門トップが「天海祐希」さんとなりました。また、女性部門の第4位には、自身もシンガーでありガールズグループHANAのプロデューサーを務める「ちゃんみな」さんがランクインしています。最新の頼れる女性上司像として、プロデューサーとしての側面も持つ新しいリーダー像が支持されていることが伺えます。今回の1,000名を超える大規模なアンケート結果は、曖昧な指示や人による態度の変化がいかに職場に混乱をもたらすかを証明しています。部下を納得させる的確な指導力と、不公平感を徹底して排除した客観的な評価体制の構築こそが、現代の組織運営における重要な鍵となるでしょう。
部下が求めるのは、上司の主観や好悪に左右されない「公正・公平な評価」と「的確な指示」であるというデータは、組織の仕組み作りにおいて極めて重要です。 人による態度の変化を防ぎ、透明性の高い評価軸やデータに基づいた的確な判断体制を整えることが、これからのマネジメント刷新における本質と言えます。
詳しくは「エン株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部





















