全国の20~50代の正社員2万名と中途採用担当者816名を対象に、株式会社マイナビが推し活と仕事の実態を公表しました。現在推し活をしている正社員は32.3%で、約3人に1人に当たります。性年代別では20代女性が61.2%、20代男性が48.1%と高く、若年層での広がりが顕著でした。推し活実施者のうち62.8%が推し活のために仕事を頑張っていると回答し、20代は69.4%と最も高い結果です。推しの対象はアーティスト・音楽が最多で、次いでスポーツ、日本のアイドルが続き、性年代で傾向に違いが見られました。月あたりの平均支出は14,125円で、20代男性が20,485円、30代女性が17,330円、20代女性が16,888円でした。
推し活がしやすい企業に魅力を感じるかは、全体の56.4%がそう思うと回答し、20代は61.7%で最多でした。具体例としては、休暇の取りやすさ、フレックスタイム制度、テレワーク、周囲から批判されない環境が挙がりました。企業の制度導入は11.0%にとどまり、推し活休暇、補助金の支給、リフレッシュ休暇などが導入例です。従業員規模別では50名以下が3.6%、51~300名が9.1%、301名以上が16.6%で、規模が大きい企業ほど導入率が高い傾向が示されました。調査は2026年7月1日から7日にインターネットで実施され、有効回答は個人2万545件、企業816件です。数値は四捨五入の都合で合計が100%にならない場合があります。
働く目的は仕事以外にも存在し、私生活の大切な活動が日々の意欲を支える側面がうかがえます。推し活と仕事の両立を後押しする環境整備が、多様な価値観を尊重する職場づくりにつながるとみられます。制度の有無だけでなく、休暇取得のしやすさや柔軟な働き方、周囲の理解を含む風土づくりに取り組むことが、採用や定着の観点でも有効と考えられます。調査結果の活用にあたっては、性年代別の傾向を踏まえ、自社の人員構成に合わせた制度設計や運用の見直しが重要です。調査は自社調べで行われました。
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